中高生たちの熱きバトル!「第13回アプリ甲子園2023」決勝大会をレポート
「アプリ甲子園」とは
「アプリ甲子園」は、次世代を担う若手クリエーターの発掘と健全な育成支援を目的として2011年より開催している、日本最大級の中高生向けのアプリ・サービス開発コンテストです。丸井グループはこのイベントに共感し、一昨年にスポンサー企業として初参画、昨年からはライフイズテックさまとの共同開催社という形で大会に携わっています。
決勝大会では「企画力」と「技術力」の審査が行われます。
企画力審査では、開発者がアプリのコンセプトなどを自らプレゼンテーションし、審査員が独創性、新規性、消費者支持度などで評価を行います。
技術力審査では、審査員がスマートフォンなどでアプリを触りながらのUI・UXデザインの評価や、アプリのプログラミングソースコードを確認し、実装力・技術チャレンジ面での評価を行います。
決勝大会をレポート!
10月22日(日) 東京国際交流館プラザ平成にて、多数の応募の中から選考を勝ち抜いたファイナリスト10チームによる決勝大会が開催されました。
審査員には、パノラマティクス 主宰 齋藤 精一さんや、外資系 IT 企業 Cloud Developer Advocate の千代田 まどか(ちょまど)さんなど豪華なメンバーが集結。総合司会は、清水 麻美子さんとテレビやYouTubeで大人気「QuizKnock」の須貝 駿貴さんが務めました。
●表彰式
優勝・総務大臣賞『WaveSync』 本田 輝さん
『WaveSync』は、すれ違った人が聞いている曲を検知し、アプリ内でその曲を聴けるものです。街中や会話から新しい曲と出会えるように設計されました。ユーザーは他人の音楽をラジオのように聴き、気に入った曲をApple Musicに追加できます。
<審査員のコメント>
準優勝『Karalog』 伊藤 汰海さん
『Karalog』は、カラオケ愛好者向けの新しいアプリ。歌唱履歴を保存し、次の曲を選びやすくする機能を提供します。友達とのカラオケセッションを楽しむ中で、曲選びに迷う問題に対処するために開発されました。
<審査員のコメント>
第3位『myPOMO』 髙島 晟輔さん、田中 優希さん、梅田 航太郎さん
『myPOMO』は勉強スケジュールを自動で作成し、勉強を効率的にサポートするアプリです。空き時間や達成度に応じて柔軟にスケジュールを調整でき、計画的な学習を実現します。
<審査員のコメント>
上記の表彰に加え、技術賞は田中 ニコさんのお片付けアプリ『Casisu』、協賛企業賞は、Cygames 賞は井上 蓮太郎さんのアニメ共有サイト『AniSphere』、モンスターラボ賞・江崎グリコ賞のW受賞は田中 美幸さんの"好き"を客観視するアプリ『Visual Like』が選定されました。
●丸井グループ代表取締役 社長 青井 のコメント
今回の大会で感じたこととして、それぞれの「好き」を真っすぐ伸ばしたその先にプロダクト(アプリ)があることが、とても良いなと思いました。
ファイナリストの皆さん全員、プレゼンスキルが極めて高く、今すぐ社会に出ても通用するレベルで大変驚きました。今後もこうしたコンテストの場に挑戦していただき、スキルを磨いていってほしいと思います。
運営に携わった丸井グループ社員の声
丸井グループでは、このアプリ甲子園を共催しているライフイズテックさまとさまざまな共創の取り組みを加速させるために「ライフイズテック共創チーム」が組成されています。
「第13回アプリ甲子園2023」の運営に携わった共創チームのメンバーに、決勝大会の感想や取り組みへの想いをインタビューしました。
●編集部の感想
私が一番印象に残ったプレゼンは、モンスターラボ賞・江崎グリコ賞をW受賞した『Visual Like』です。
「好きな人は一人で当たり前、そんな時代は終わりました」という強いメッセージから始まり、田中さんの爽やかで明るい声調がすてきで、グッと世界観に引き込まれました。「好きの感情を客観視するためのアプリ」という独創的アイデアは、友達との日常会話から生まれたというのが高校生ならでは!「推し活」にも反映できるアプリということで今後の発展が楽しみです。
決勝大会全体を通して、10代の皆さんの独創性にワクワクし、私自身エネルギーをいただきました。次回の開催が今から待ち遠しいです!
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