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CBDオイルの摂取と摂取量、飲み合わせには慎重になってほしい

最近話題のCBDオイル。
これは麻から抽出したカンナビジオールという成分を、ベースとなるオイル(オリーブオイルなど)と合わせたもので、舌下粘膜に垂らして吸収させるまたは皮膚から吸収して使用するハーブサプリメントです。

CBD摂取により、疼痛や炎症の緩和、ストレスや不安の軽減、食欲、吐き気、睡眠など改善の作用があると言われています。
同じ仲間である大麻から抽出されるTHC(テトラヒドロカンナビノール)には向精神作用や陶酔作用などの精神活性作用がありますが、CBDにはこういった作用はないとのことです。

そしてこのCBD。
私が知る限りのアスリート界隈では「活用している」という声を聞いたことはありませんが、スポーツ業界でも少しずつ利用が広がっている模様です。

新しい製品を試す際は、やはり慎重に様子を見たほうが得策かなと思う記事が出ていました。
リンクdeダイエット世界の最新健康・栄養ニュース「ハーブサプリメントの摂取には注意が必要 2022/5/20

この記事によると、56歳の女性がストレスの多い仕事と生活のバランスに対処するために推奨量の6倍のCBDオイルの摂取にプラスして、ベルベリンという下痢止めの薬も飲み始めたところ、めまいと失神、不整脈が発症したとのこと。
そもそもの摂取量が推奨量の6倍とかなりオーバーしているため、作用が強く出てしまったことが考えられますが、無害な天然物質と広く認識されているハーブサプリメントはほとんど規制されておらず、これらの物質の薬力学的および薬物動態学的特性はよくわかっていないのだそうです。
なので、他の薬剤成分との組み合わせによって重篤な症状を発症する可能性も高いことから、摂取する際は医師に相談したほうが賢明かと思います。

簡単に手に入れられるからこそ、推奨量を超えるような摂取はしないこと、服薬している際は摂取しないこと、体調がおかしいと感じたらすぐに医師に相談することを頭の片隅に置いておいてほしいなと思うのでした。
たかがサプリメント、されどサプリメント、です。


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