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【初めて読む小説家】読書感想文「コイカツ 恋活」坂井希久子 著

【初めて読む小説家】読書感想文

ふだん小説をあまり読まないので
素敵な出会いを求め、図書館でほぼ「あ」から順に、
知らない(読んだことない)作家さんを選んで「ジャケ借り」して読んでます。
内容を楽しみつつ、いつも読む実用書と同じように、気になるフレーズの感想や気づきを書いております。
ちなみに読んだことのない作家の本を読むことは「脳の活性化」に良いそうです。

こんな恋でも恋は恋。フェチ教授と女子大生の崇高な関係。「かげろう稲妻水の月」、ネット美女に恋をしたオタク青年の純情。「チャット・ガール」、独身主義が一転、彼女に子供が欲しいと言われ。「素っ裸の王様」、彼氏が突然お腹のなかに寄生虫を飼いだした。「虫のいどころ」。オール讀物新人賞受賞

「コイカツ 恋活」
内容(「BOOK」データベースより)

※以下ネタバレありです!





(感想)
「かげろう稲妻水の月」
虫を踏み潰す女を見て興奮する教授。
最終、事故った死にかけの自分を踏ませようとする。
虫の場面の描写がリアル過ぎて思わず読み飛ばしたトコもあるけれど、癒される場面でもあった。「自分ってまともだなぁ」と。
人と比較するのを、まだまだ止められない私には安定剤のようでもあった。
気持ち悪くてもう読みたくはないけれど、大好きだ。

男が男としての機能を失う時、その最後の射精で赤い玉がコロリと転がり出るという俗説がある。これで打ち止め、ということだ。

「コイカツ 恋活」

(感想)
「ToDoリスト」に「本当に出るのか調べる」と書くのはアホかしら(笑)?

「裸ってさ、ロハス的だと思わない?」
「だってほら、エコだし体にいい。世の中の人間が裸で過ごす習慣がつけば、無駄な服を次々に買う必要もなくなる」
「性犯罪もむしろ減るだろう。人間、隠されていないものに興味がないから」
――「盆休みにロハヌーディストの集まるイベントがあったから、祥子さんと行ってみたんだ。山奥のキャンプ場を借り切って、一日中裸で活動するっていう趣旨で――」

「コイカツ 恋活」

(感想)
開放的なことを望んで、行動に移す。
私は“望んでない”けど、、、いや、正確には“一瞬よぎっても、望んでるなんて間違っても口に出しちゃいけないし、言ってないから望んでるうちに入らないよね?な、望んでない”けど、そういう感覚を持てる人を、、、いや、これも違うね。一瞬よぎっちゃってるわけだから、感覚は持ってるんだよね、私も。
なので改めて。そういう風に行動に移せる人を羨ましく思う。ほんの少しだけね、ほんの少し。
でもほんの少しの欲求がもし「チリツモ」でとんでもない塊になってしまったら、私はどうなってしまうのだろうか?こわっ。

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