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【初めて読む小説家】読書感想文「殺しのコツ、教えます」蒼井上鷹著

【初めて読む小説家】読書感想文

ふだん小説をあまり読まないので
素敵な出会いを求め、図書館でほぼ「あ」から順に、
知らない(読んだことない)作家さんを選んで「ジャケ借り」して読んでます。
内容を楽しみつつ、いつも読む実用書と同じように、気になるフレーズの感想や気づきを書いております。
ちなみに読んだことのない作家の本を読むことは「脳の活性化」に良いそうです。

ローンの返済も殺人も、無理なく実行できるものが望ましい――と語る推理作家の佐古先生は、新たなトリックを生み出すため日夜実験を重ねていた。そんな時、馴染みの居酒屋に勤める青年・ガクが「ぶっ殺したくなるくらいヤなやつがいる」と言い出す。ガクのリクエストに応えて、古今東西の名作ミステリーを駆使しながら世古先生が繰りひろげる斬新なトリック談義。果たして完全犯罪は可能なのか⁉ブラックユーモア・ミステリーの快作!

「殺しのコツ、教えます」
(裏表紙内容)

※ネタバレありです!



四十を前にして会社を辞め、小説を書き始めて十年になるが、今が最大のピンチだ。

「殺しのコツ、教えます」

(感想)
状況は同じなのに、私には何が足りないんだろうか?ピンチの時に冷静に客観的に判断できてる。他人事のよう。
(ToDoリスト)
□全く同じことを他人相談されたらどう答えるか考えてみる

「そいつのせいで、頭にきてどうしようもなくなった時――もし、もしですよ。そいつのことを殺せる方法を知っていて、その気になればいつでも実行できると思えば、少しは気が楽になると思うんですよ。そいつよりも気持ちの上で優位に立てるというか」

「殺しのコツ、教えます」

(感想)
そもそも最近は人と関わっていないので、殺意も抱かない。
脳内予行演習ができる。絶対に実行してはいけないけれど、「もしもの備え」と思うだけで安心できる。
(ToDoリスト)
□妄想は自由にしてよい
□良くない妙案は紙に書いて「自分の思考」を深堀る
□終わったら破いて捨てる

「よろしければ名刺を頂戴できますか」

「殺しのコツ、教えます」

(感想)
初対面の人に声をかけることができる人に憧れる。
(ToDoリスト)
□1歩が駄目なら0.1歩、それも無理なら0.01歩
□とにかく踏み出す

「おい、ガク――」いいかげんにしろ、と一笑に付そうとして、ふと気がついた。
この状況はネタになる。

「殺しのコツ、教えます」

(感想)
ネタになると考えるだけでポジティブになれそう。
(ToDoリスト)
□どんなに悪いことがおこっても「ツイてる!!」と思う





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