閉鎖病棟入院日記Re.⑧

1泊2日で外泊をしてきた。入院してから外泊は初めて。天気も良く、外の世界って素晴らしいな〜とか思いながら最寄りの地下鉄の駅まで歩いた。

外泊といっても特別何かしたいこともない。駅に併設されているショッピングセンターをぶらぶらしたり、ベンチに座って行き交う人々を眺めたりしていた。
私の住んでいるところはまあまあ都会のため、人口が多くていろんな人が歩いている。その人たちを見ながら、それぞれに様々なバッググラウンドがあるんだろなぁと思った。そして1人ひとりがこの社会の構成員にすぎず、みんな必死に生きているんだろうなぁとも思った。

そんな私は、あまりにも暇だったため本屋さんに向かった。読書が趣味の私はよく本屋さんに足を運ぶ。目的もなく、ただ店内をぶらぶら歩く。
私は本屋さんに行くとき、事前に欲しい本をリサーチすることもあれば、何も考えずに本を漁ることもある。後者の良いところは、思いがけない1冊に出会えるところだと思う。リサーチしてから行くと、どうしても視野が狭くなる。当てもなくある意味適当に本を眺めていくと、ふと目に止まった本が人生を変えるような1冊になることもある。
だから本屋さんをぶらぶらするのは好きだ。

家に帰ってからも特にすることはなかった。退院も近いだろうし、どうせなら部屋をきれいにしようと思い、整理や掃除をした。本棚のいらない書類、賞味期限切れの食品など、片付けられるものはなるべくきれいにしておいた。

掃除が終わったらコンビニで買ったご飯を食べ、久しぶりに我が家のお風呂にゆっくり入った。あと暇な時は買ってきた本を読んで過ごした。

こんな感じで外泊は何事もなく無事に終わった。

そしてなんと…！
退院の日が1/22で決まった🥳
外出と外泊が順調に進んだのと、最近調子が良いのとで主治医の先生がやっとOKを出してくれた。
退院したら積読を消化したりピアノを弾いたりしたいなぁ