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【同性カップルのマイホーム実例③】人も猫もずっと幸せに暮らせる家
こんにちは。まるもちです。
同性のパートナーハリコと二人暮らしをしています。LGBTQでいうとL、レズビアンカップルです。
私たちの「マイホーム購入体験談」で書いた通り、世の中にマイホームの情報は溢れているのに同性カップルの実例集はないよね、ないなら作ろうということで、つながりのあるLカップルさんのおうちを紹介させてもらっています。これからマイホームを検討する同性カップルさんの参考になれば嬉しいです。
今回は特に同性カップルに限らず猫ちゃんをこよなく愛する全人類に見てほしい内容!になっています。3匹の猫ちゃんたちみんな可愛いかった…!!🐈
人間と猫が幸せに暮らしていくためのアイデアが詰まったおうちを紹介します。
(※以下の内容は、お二人に見ていただき掲載OKをいただいています◎)
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■お二人の基本情報
家族構成:Aさん、Mさん、3匹の猫ちゃん(福くん、耳ちゃん、プスくん)
居住地:東京都
仕事:お二人とも会社員
趣味:登山(本格派でかっこいい)
お付き合い歴:出会って19年目、付き合って11年目
■コンセプトは「人と猫が健やかに幸せに暮らせる空間」
お二人が暮らすのは東京都と神奈川県の県境あたりの街。にぎやかな駅前を少し離れると閑静な住宅街が広がり、周囲に緑もたくさんある環境です。
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まずはラフ画で間取りをご紹介。本当にいたるところに猫ちゃん愛を感じる設計です🐈
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3階まで上がるのは階段とホームエレベーターがあるので楽ちんです。生活空間だけを見るとゆったりとした平屋のような使い勝手です。
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■猫ちゃんたちが健やかに暮らせる工夫
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3匹の猫ちゃんと家族同然に暮らすお二人。猫ちゃんが暮らしやすい工夫やアイデアがたくさん詰まっています。
1)キャットステップ、キャットウォーク
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2)猫ちゃん用通り道「猫窓」
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3)キャットタワー
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4)猫ちゃん用トイレスペース
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「見てー!ここだけ青空模様にしたの」とテンション高めに語るAさん&Mさんがかわいかったです笑。
5)玄関の脱走防止柵(兼 収納扉)
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6)お留守番カメラ
玄関、リビング、キッチン、寝室の4箇所に猫ちゃんのお留守番カメラを設置。スマホのアプリから一斉にオンオフできるので便利ですね。防犯にも役立ちそう。
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「何か変わったことがないか?」「ちゃんとご飯は食べられているか?」、外出先から確認できるので猫ちゃんが闘病していた時にもお留守番カメラは大活躍したそうです。
■難聴のAさんが安全に暮らしやすいよう
Aさんは難聴があり、補聴器を使ったり手話で日常の意思疎通を図ったりしています。料理中にもリビングの様子が視覚的に分かるようにキッチンの壁面はガラス張りに。
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インターホンもチャイムの音ではなくフラッシュランプで光るものを選択。光で来客を知らせてくれるのでAさんが気づきやすいのと、"ピンポーン "の音をオフにしておけば、突然の大きな音が苦手な猫ちゃんたちを驚かせずにすみます。
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■女性二人暮らしならではのポイントは?
お二人とも「改めて考えるとそんなに無いかなー」とのことでしたが、朝の支度の時間が重なっても大丈夫なように洗面ボウルは横並びのダブルを選んだとのこと。ダブルボウルはやっぱりいいですよね。
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標準装備といえば、Lカップルさんのおうちには高確率で素敵なパントリーがある気がします。
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■設計士さんや近隣の人には、お二人の事をどう伝えた?
設計士さんには最初からカミングアウトし、お二人の暮らしの希望を率直に伝えたとのこと。一方、近隣の人には今のところお二人の関係性は伝えていないそうです。
一戸建てであれば町内会、マンションであれば管理組合など、近隣の人との付き合い方はどのカップルさんも頭を悩ませるところですね(私たちも含め)。
災害時などを思うとパートナーであることを伝えておいた方が安心だと思いますが、いろいろな人がいるので難しいところ。近所の人全員が理解のある人だといいのですけどね。
■二人で暮らす家。将来はどうなる?
長い間人生を共にしてきAさんとMさん。親戚や親しい友人を招いて結婚式も挙げられていますが、今の日本では婚姻関係を結ぶことはできません。
親族とみなされないために生じる不都合は多々ありますが、自宅についてもその一つ。このままいけば将来的には自宅はMさん一人の持ち物になるとのこと。家賃のような形でパートナーが金銭的負担をしていたとしても、自分の資産として考えることはできないのです。
Mさん「万が一のことがあったときに親族とトラブルにならないように、話し合ったうえで遺言は準備しないといけないよね」
どのカップルさんにお話を聞いても、不動産や保険、共同資産などを巡って困り事が起きないように今からどう対処しておくか、それぞれ手探りで試行錯誤されています。
結婚ないしそれと同等の制度ができたら、私たちの将来への不安はものすごく軽減されるのですけどね。とりあえず現状は、こうして悩みや知恵を皆でシェアしながら各々の最善策を見つけていくことが必要だと思っています。
■法律上は家族ではないけれど
日本では同性カップルは家族として認められていませんが、お二人の自宅ができた経緯を聞くと、AさんとMさんはもうしっかり家族だなと思いました。
Mさんのお母様が急逝されたことで、Mさんのお父様から「実家の隣に二人の家を建てないか」と声がかかり、お父様の提案と協力もあって一緒に賃貸併用住宅を建てることになったとのこと。
パートナーのAさん側としては、「本当にいいのかな…?」と最初は戸惑いがかなりあったそうですが、Mさんのお父様がAさんのことを「娘の一生のパートナー」として、そして「Aさんも家族」として受け入れられていたからこその提案だったのだと思います。実際に家が完成してから近くに住むMさんのお父さんが夕飯を食べに来るなど、いい関係を築けているそうです。
Aさん&Mさん「家をつくるということは、自分たちの人生観にとことん向き合う作業でした。二人と猫たちとの暮らしをイメージして、どう心地よく幸せに感じることができるかを突き詰めて考えて、一つ一つ決めていく協働作業はとっても楽しかったです」
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Aさん&Mさん&猫ちゃんたち、ありがとうございました。末永くお幸せに!
画像提供:Aさん&Mさん🐈
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▼せっかくなのでMさんのポッドキャストを勝手に宣伝◎ LGBTQにまつわる楽しくて勉強になる軽快なトークが面白いです♪ ぜひ〜
▼同性カップルの住宅購入ブログはこちら(パートナーのハリコのブログです)
▼同性カップルの住宅購入を中立的にサポートする窓口。私も企画に関わったので載せておきます◎
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