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【脳が喜ぶ配色とは】神経美学から学ぶ魅力的なカラーパレットの作り方

好きな飲み物はほうじ茶ラテ。 
まーるです!

最近、よく行くカフェの内装がリニューアルして、なんだかすごく居心地が良くなったんですよね。

特にターコイズブルーの壁紙がなんとも心地よい。
自宅のリビングの1面もあんな壁にしたいなーと思う今日この頃。

きっと、みなさんにも1つや2つ「なぜかこの空間が好き」と思うこと、あるんじゃないでしょうか。

実は、その秘密は
「脳が喜ぶ配色」にあるんです。

今日は「神経美学」という学問から、魅力的な配色の秘密のお話をします。

デザイナーさんはもちろん、お部屋の模様替えを考えている主婦の方も、プレゼン資料に悩むビジネスパーソンも、この記事を読めば「配色の達人」に一歩近づけます。


神経美学って何?色彩を科学する新領域

「神経美学」って聞いたことありますか?
なんだか難しそう…
「学」がつくとどうも気持ちがノラない…w

この神経美学。
簡単に言うと「なぜ人は美しいと感じるのか」を脳科学的に解明しようとする学問です。

特に色彩に関しては、私たちの脳がどのように色を認識し、それによってどんな感情や反応が引き起こされるかを研究しています。
デザインでも配色は重要ですからね。

例えば、こんな経験ないですか?

●赤い服を着ると何だかテンションが上がる
●青い壁紙の部屋に入るとリラックスできる
●黄色いポストイットを見ると仕事へのやる気が出る

「ここぞ!」という時に、赤いパンツを身につける、ネクタイは赤。

蛍光灯の色も、勉強するなら寒色系の昼白色、リビングで落ち着くなら暖色系の昼光色。

ビタミンCの飲み物は気分をあげる黄色のデザインが多い。

これらは、単なる偶然や個人的な好みではないんです。科学的な根拠があるんです。

【ミニ実験】 あなたの脳は何色?

ここで、ちょっとした実験。
目を閉じて、「幸せ」という言葉から連想される色を思い浮かべてください。





はい。どうでしょうか?

多くの人は黄色や明るいオレンジを思い浮かべるそうです。
これは、脳が無意識のうちに色と感情を結びつけている証拠なんですね。

みなさんはどんな色でしたか? コメント欄で教えてくださいね!


脳が喜ぶ配色の基本原則 科学が明かす4つの秘訣

では、神経美学の研究結果から導き出された「脳が喜ぶ配色」の基本原則を4つ紹介します。

1️⃣コントラストが持つ魔法

脳は、はっきりとした違いを好みます。
明暗のコントラストや補色の組み合わせは、視覚的な刺激を与え、脳を活性化させるんです。
例えば、Spotifyのロゴ。黒地に鮮やかな緑が映えて印象的ですよね。どこか未来的でスマホに並ぶアイコンたちの中でもひときわ目立つ感じがします。

2️⃣自然界のパレットを盗む

私たちの脳は長い進化の過程で自然界の色彩に適応してきました。
そのため、自然界に存在する色の組み合わせは、本能的に心地よく感じられるんです。
例えば、Whole Foodsのロゴ。緑と茶色の組み合わせは、まるで森の中にいるような安心感を与えます。

3️⃣色の温度をコントロールする

暖色と寒色をバランスよく使うことで、脳に適度な刺激を与えることができます。
Fireboxのウェブサイトは、暖色をメインに使いつつ、所々に寒色を効果的に配置していて、見ていて飽きません。

4️⃣黄金比を活用する

脳は、1:1.618の黄金比を美しいと感じるそうです。
メインカラーと差し色の割合を黄金比で調整すると、見た目のバランスが格段に良くなりますよ。


未来を先取り!AI時代の革新的配色戦略

さて、ここからは少し先の未来を見据えてみましょう。
AIの発展に伴い、配色の世界にも新しい風が吹き込んでいます。

✅パーソナライズされた配色

個人の脳の反応パターンを分析し、その人に最適な配色を提案するAIシステムが開発されつつあります。
例えば、Adobeが開発中の「Color AI」は、ユーザーの好みを学習し、プロジェクトに最適な配色を提案してくれるんです。

✅感情分析と連動した動的配色

ユーザーの感情状態をリアルタイムで分析し、それに応じて色彩を変化させるインタラクティブなデザインも登場しつつあります。
Philipsの「Hue」システムは、室内の照明を時間帯や気分に合わせて自動調整してくれます。
ホントにまるで魔法だー。すげー。

✅VR・AR技術との融合

仮想現実や拡張現実の世界では、より没入感のある色彩体験が可能になります。
例えば、GoogleのTilt Brushを使えば、3D空間に自由に色を塗ることができます。まさに空間全体があなたのキャンバスに!すごい。。

[未来のインテリアデザイン]あなたならどう使う?

これらの技術が一般家庭に普及したら、どんな使い方ができると思いますか?
例えば、「朝は元気が出る配色、夜はリラックスできる配色に自動で変化する部屋」なんてどうでしょう。みなさんのアイデアも聞かせてくださいね!


あなたも今日から配色マスター!

いかがでしたか? 神経美学から学ぶ「脳が喜ぶ配色」の世界、意外と奥が深いですよね。ここで学んだポイントをおさらい。

1.コントラストを効果的に使う
2.自然界の色彩バランスを参考にする
3.暖色と寒色のバランスを意識する
4.黄金比を活用する
5.最新技術のトレンドにも注目する

これらを意識するだけで、あなたの作る配色はぐっと魅力的になるはずです。

おまけ 配色のプロが教える裏技

☝️「75-25-5ルール」
メインカラー75%、サブカラー25%、アクセントカラー5%
の割合で使うと失敗しにくい。60-30-10くらいでもOK。
配色にも伝わりやすいバランスがあることを覚えておきましょう。

さあ、明日からあなたの周りの色彩に注目してみてください。
きっと、今までとは違う世界が見えてくるはずです。
色彩の力を借りて、毎日をもっと楽しく。

それでは、今日もクリエイティブな1日を!

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