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家族のこと

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私の家族についての記事です。
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何かに貢献したいのよ。

ここのところ頻繁に実家に帰省して母の看病をしている。 今までになく母にとても褒めてもらい、びっくりしている。 嬉しい。なにが嬉しいって貢献して喜んでもらえることだ。 休職に入って、もんににょりと日々を送る私は、ずっとなんでもいいから人の役に立ちたかったんだろうな、と改めて感じた。 仕事ってなにか貢献して対価を得ている。 誰かの役に立って、人を幸せにして、 その対価を貰って、自分も幸せになる。 本当は素敵なシステムなはずなのに、レールからこぼれ落ちてしまった私は、

一人として同じ人はいない。だから人は愛おしい。

ホロスコープ占いを習っている先生の言葉。素敵なことを言う方だな、と思う。 ホロスコープ占いは生年月日と出生時間で丸い円の中に天体とそれをつなぐ線で構成されている。私はその天体の位置が偏っていて、線が癖のある線で、非常になんとも生きづらい組み合わせをしているようだった。 私はホロスコープ的にみても非常に繊細で生きづいようだ。 先生はホロスコープで誰一人として同じ人なんていないんだ、って改めて知ることが出来る。だから、人は愛おしいんだ、と思える。と言っていた。人はいびつで、

もし何度も過去に戻れても

私は同じ選択しか出来ないだろう。 だから最近はあの時こうしとけば、という後悔はしなくなった。 頭の中で何回戻ってシュミレーションしても、私は同じ選択しかしないからだ。同じ選択しかしないということは、結局何度戻ることが出来ても、今の私なのだ。 ~~~ 昨日までお母さんの介護で実家に帰っていた。 お母さんは想像以上に身体が弱っているのと、心不全と鬱と認知症の疑いと。いろいろ合併して大変なことになっていた。 おにいちゃんがいて、2人暮らしだが、どうやらお兄ちゃんの仕事中

お守りをお母さんに送ったけど、どこかにいっちゃった話。

私はこの文章を書きながら、グリーン車に乗って実家から自分の家に帰っている。窓を眺めてると、田園が広がる景色からだんだんと無機質な建物が多くなる街並みに変わっていく。 お金をプラス1000円払って、ちょっとリッチな空間になる。のんびりと窓の外の時間を見ながら、一人の時間を過ごす。私はこの時間が好きだ。 ~~~ 先週お兄ちゃんから電話がきた。 「お母さんがちょっと変だから、実家に帰ってきてくれないかな?」 母が、ずっと寝ていてごはんもほとんど食べない、横になっている状態

私のおにいちゃん

「まる、お母さんが最近様子がおかしいんだよね。急だけど実家に帰ってこれない?」 お兄ちゃんからの電話がある時は大体家族の緊急事態だ。 「まだ休職してるから行けるっちゃ行けるけど、どうしたの」 携帯の画面にお兄ちゃんと写しだされたときから、私は”お母さんになにかあったのかな”と悟っていた。 どうやらここ一週間ほど母の様子がおかしいらしく、無気力で、ごはんも一口食べるか食べないかでぐったりしているらしく、なにもしないで布団に入っているらしい。そんな様子は初めてだった。