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【バトン連載】山城農園さんの人参を使った思い出のカップケーキ|縁をつなぐレシピ|文とレシピ:加藤沙弥香/「島の野菜Bistro DRAPEAU」ビストロシェフ@石垣島


このコーナーについて

このコーナーは、人から人へ記事をバトンのように渡してもらう「バトン連載」。石垣の飲食関係コミュニティーの方々による「縁をつなぐレシピ」です。(月刊まーる編集部)
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思い出のカップケーキ



「島の野菜Bistro DRAPEAU」シェフの加藤 沙弥香です。6年前に主人の移住をきっかけに石垣島に来ることになりました。

北海道で生まれ育った私にとって、見たことも食べたこともない食材や料理ばかり。出会ったことのない食材か溢れかえっていたことに胸をときめかせていたことを今でも覚えています。

いつか自分のお店を持ちたいと思ったものの、具体的なことは描けていませんでした。コロナがきっかけで家時間が増えるようになりお店のことについて具体的に考えるようになりました。

そんな時期に、ゆらてぃく市場に行っては食材を買い漁り、気づけばインスタグラムで料理をアップしていました。今見たら恥ずかしい内容ですが、何かできないかともがいていた時期は今では大切な時間だったなと思えています。その時の第一回目の投稿が思い出のカップケーキです。

後日山城農園さんにお邪魔してカップケーキをプレゼントさせて頂きました。よく手入れされた畑で虫を味方につけた栽培方法などを教えて頂き、とても勉強になりました。

「DRAPEAU」への想い

そうしているうちに、島の生産者さんが大切に育てた食材を使い「こんな食べ方も出来るよ。」「こんなに石垣島の食材美味しいんだよ。」と応援出来るお店にしたいなという思いで、フランス語で旗という意味の「DRAPEAU」という店名にしようと決めました。

お店をOPENしてからは、色々な人に出会うことができ、その食材を使った料理を作れている日々に感謝しています。

中でも、ピカピカな野菜と愛情込めた食品を取り扱っている「にじいろ屋」さんには感謝しています。お店は丁寧に野菜が置かれていて、愛情たっぷりのポップかあり、真理子さんも同じ事がしたい人なんだなとすぐピンときました。今では生産者応援仲間の真理子さんとのコラボでドレッシングを作っています。

その名も「石垣島の野菜をそのまま感じるドレッシング」。島の生産者さんが丹精込めて作ったゴーヤの苦味をそのままに玉ねぎの甘さがよくマッチしたドレッシングを生み出すことが出来ました。

大切に食材を作っている生産者さんが居て。

それを愛情込めて売ってくれる人が居て。

ありがとうを込めて作る私が居て。

それに価値を見出して食べてくれる人が居る。

そんな素敵な結び付きに感謝して、「DRAPEAU」は進んで行きたいと思います。

次のバトンは…


「食」を通して土を豊かにし、できるだけ体に負担の少ないものを提供しようと試みている「Baraque」の田中すみれさん。

ビーガンメニューにこだわり、一切妥協ぜず料理を作っている姿を尊敬しています。

チャレンジ石垣島で行われた、子供食堂を共にやったご縁で次のバトンを「Baraque」の田中すみれさんにお渡しいたします。

今月のふろく

①縁をつなぐレシピ | DRAPEAU 加藤沙弥香さん直伝!山城さん人参を使った思い出のカップケーキレシピ!
②本日もくらげ日和! | Ragmy-具志堅舞-さんオリジナルソングの音源
↓まちのコインまーるからお申し込みいただいた方にお送りします!↓

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この記事を書いた人

加藤沙弥香(島の野菜ビストロシェフ)
1986年生まれ 北海道や東京都の飲食店で働いたのちに2017に石垣島に移住。石垣島のホテルで勤めた後、2021年「島の野菜BistroDRAPEAU」をオープン
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