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秋の仕事 干し芋づくり

季節の食べ物。

私は基本的に、季節にとれる野菜をその季節に買うようにしている。

旬のものがおいしいから。


ただ、その旬は名残惜しいほど早く過ぎ去ってしまう。

春、ほろ苦いフキノトウ。

夏、あの独特の風味に暑さが和らぐミョウガ。

秋のホクホクした自然な甘みがご馳走の栗。

冬の柔らかくて甘みが強い大根。


あぁ、もっと食べたかった、と思う。

また来年のお楽しみ、それもワクワクするけど…


私は季節の仕事と称して、旬の野菜や果物を使った保存食を作るのが大好き。


秋の仕事、最近やったのは、さつまいも仕事。

天気のいい日が続く日を狙って、干し芋を作る。


オーブンで乾かしたお芋も美味しいけど、お日さまの力がぎゅっと詰まった天日干しのお芋はやっぱり美味しい。

しっとり、ねっとりとした食感と、優しい甘さ。

作っておけば気軽に食べられるので、子どものおやつにもありがたい。


悩みは、干しているそばから、子どもがどんどん食べていっちゃうこと。

保存する目的なのに、あっという間になくなってしまうのが少し悲しい。


けれどきっと、その干している景色ののどかさとか、お日さまの熱でほんのり温まったお芋を食べた美味しさとか、子どもの心に宝物として残っていってくれるんじゃないかな、と期待しながら、今日も空を見上げて、さつまいもが干せないか考えている。



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ゆり/Physis−自然に自然と子どもと暮らす
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