見出し画像

不登校生 半年間の「引きこもり」日記 #1

僕が不登校になり、引きこもり始めた頃の日記を載せます。
4年前の僕が誰にも伝えられずに書き残した言葉。

今、悩んでいる。そんな方に伝えます。

ここにアドバイスはありません。僕が当時日記に残した言葉をのせた「体験記」です。

数パートに分けて投稿していきます。

まえがき 日記を書くまでに

僕は、高校1年だった2016年の5月から不登校になり引きこもりました。

前年の秋、中学3年の頃から不登校だったのですが、通っていたのが中高一貫校で、「受験」もなく進学は決まっていました。
受験のプレッシャーも受けず、半年間沢山の方に支えてもらったおかげで、高校1年の4月は健康に、楽しく、学校に通えていました。

しかし、GWの連休明けから、外に出ようと思えなくなりました。
そうして、引きこもり生活が始まりました。

日記

2016/5/23 16:00
(引きこもり始めて2週間、この日から思ったことを記録し始めました。)

一番下は、「いん石がぶつかればいいのに」

5/25 20:00

5/27 18:30
話したい でも 話せない
家族はダメ ばあちゃんも違う
先生もいや
(略)
学校に戻っても何もできない。
勉強も、運動も、部活も、人間関係も

ベランダに出た。
ここは死に場所ではない。
どこならひっそりと死ねるだろう。

本当に将来…どうなるの

何もしないでベッドで寝る。
刻一刻と迫る死を待つ。
死にかけの患者は何を思う

5/29 4:00
今 覚醒剤とか出されたら、絶対に断れないなあ…

朝だなあ。
毎朝ランニングとか考えてたな。
本当に自分が死んでしまう気がしてきた。

6/1 4:00
外が明るくなった。
昨日は暇だった。
やることもなく、ただボーっとする。
だから退屈だった。
先週とは違う。
もう爆発はしないだろう。
重くのしかかるだけ。
不安と頭痛が続く。

6/8 20:30
母は後日学校と面談。そのため僕に突き付けられた現実。
これまでは周りを見なかった。でも見せつけられた。もうどうしようもない。
自殺を考えた。でも考えただけ。まだ沼の底には辿り着かない。

6/9 3:30
眠れない。先のことを考えられない。現実が辛い。

あとがき

「不登校」とか「引きこもり」になったとき、僕はgoogleでいろいろと検索をかけていました。
「高校生 引きこもり」や「10代 ニート」とか、「自殺」とか。
当事者の方のブログや、支援者の方からのメッセージ、まとめサイトや2chに寄せられる人々の本音(暴言・差別もありました)を片っ端から読みました。

※これを読んだ方は、検索よりも先に、家族や身の回りの人の「信頼できる人」に相談してください。いなければネットで探してもOK!

特に当事者の方からの情報はありがたかったのですが、アドバイスについては、書いた人ができただけで自分には無理。と思うこともありました。

「ただ、悩んでいる仲間がいる、そのことを知りたい。」
そんな方に、ただ寄り添うだけのこの日記が届けば嬉しいです。

next → 第2回

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?