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知っていたら拍手!黒糖の栄養アレコレ~癒しの健康美容ガイドvol.6~

深みのある味わいと独特な風味で人気を博している黒糖。健康に良いイメージが浸透していますが、その栄養素や体への影響についてはあまり知られていないかもしれません。今回は、黒糖に含まれる栄養素と、摂取することで期待される健康効果についてご紹介します。


■そもそも黒糖って何?

黒糖(黒砂糖)は、サトウキビの絞り汁を煮詰めて濃縮し、加工せずに冷却したもので、そのままの茶褐色が特徴です。精製が進むと不純物・ビタミン・ミネラルなどが取り除かれ、最終的に白砂糖となります。
日本国内での黒糖の主な生産地は、温暖な気候がサトウキビの栽培に適している沖縄県と鹿児島県です。特に沖縄県では、8つの島で黒糖が生産されており、各島の土壌や気候の違いから風味も多様です。

https://www.yomitan-kankou.jp/tourist/watch/1611316380/より

黒糖(黒砂糖)とは、サトウキビの絞り汁を煮詰めて濃縮し、加工せずに冷却したものです。精製されていないため、茶褐色をしているのが特徴です。精製を繰り返して不純物を取り除くと白砂糖になります。国内での黒糖の主な生産地は沖縄県と鹿児島県で、温暖な気候がサトウキビの栽培に適しています。沖縄県では8つの島で黒糖が生産されており、各島の土壌や天候の違いにより風味もさまざまです。


■コレ知ってる?黒糖の栄養価

黒糖をはじめとする砂糖の主成分は、ショ糖という炭水化物の一種です。
黒糖にはこのショ糖のほかに、カリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラルや、ビタミンB1やビタミンB2などのビタミンB群が豊富に含まれています。これらの栄養素は精製の過程で失われてしまうため、上白糖やグラニュー糖などの白砂糖にはほとんど含まれていません。

【相対的にカロリーも控えめ】
黒糖:100グラムあたり約354キロカロリー
上白糖:100グラムあたり約384キロカロリー
グラニュー糖:100グラムあたり約387キロカロリー

また黒糖はエネルギー源となる糖質を多く含み、体に吸収されやすいため、疲労回復に効果的です。薬膳の観点からは、黒糖には血液を補う作用があるとされ、貧血や産後の体力回復に役立つといわれています。
さらに、黒糖には体を温める効果も期待されており、冷えからくる月経痛や月経不順など、女性特有のトラブルに対しても嬉しい効果が期待できます。


■黒糖のおいしい食べ方

黒糖はお菓子作りに使われることが多いですが、それ以外にも美味しい食べ方がたくさんあります。お気に入りのレシピを見つけて、ぜひ試してみてください。

・お茶請けや間食に

固形タイプの黒糖は、そのまま食べられます。お茶請けや、小腹が空いたときの間食にぴったりです。

・煮物の味付けに

角煮や煮魚に黒糖を加えると、甘みとコクが増します。肉じゃがやかぼちゃなどの煮物にもよく合います。

・飲み物にプラス

粉末タイプの黒糖を温かい牛乳に溶かすと、黒糖ミルクになります。固形タイプの黒糖を角砂糖の代わりにコーヒーや紅茶に入れるのもおすすめです。

・アイスクリームやヨーグルトにトッピング

アイスクリームやヨーグルトにそのまま振りかけたり、少量のお湯で溶かして黒蜜にして使ったりするのもおすすめです。

おいしくて栄養豊富な黒糖。さまざまな活用方法があるので、日常の食生活に気軽に取り入れられ、飽きずに楽しめます。


■黒糖を摂取するうえでの注意点

黒糖は栄養価が高く、多くの健康効果が期待できる一方で、摂取する際にはいくつかの注意点があります。以下に黒糖を食べる際のポイントをまとめました。

1. 適量を守る
黒糖には多くの糖分が含まれているため、過剰摂取は血糖値の急上昇を引き起こし、肥満や糖尿病のリスクを高める可能性があります。適量を心がけ、摂取量をコントロールしましょう。

2. 歯の健康に注意
黒糖は糖分が高いため、摂取後に口の中に残ると虫歯の原因となることがあります。黒糖を食べた後は、しっかりと歯磨きを行い、口腔内の清潔を保つようにしましょう。

3. アレルギーの可能性
黒糖には天然成分が含まれているため、まれにアレルギー反応を引き起こすことがあります。初めて黒糖を試す際には、少量から始め、体調に異変がないか確認することが大切です。

4. 消化に注意
黒糖は消化が早いため、空腹時に摂取すると急激に血糖値が上がることがあります。食事と一緒に摂取するか、食後にデザートとして楽しむのがおすすめです。

5. 高血圧の方は注意
黒糖にはカリウムが含まれていますが、カリウムの過剰摂取は高血圧の方にはリスクとなることがあります。医師と相談しながら適量を摂取するようにしましょう。

黒糖はその豊富な栄養素と健康効果から、日常の食生活に取り入れるのに適しています。しかし、適量を守り、いくつかの注意点に気を付けながら摂取することが大切です。おいしくて栄養価の高い黒糖を、バランスよく楽しんでください。


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