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怒ると叱るは「違う」けど「混同」されてる
犬や猫も「怒る」。だけど「叱る」犬や猫はいない。「叱る」のは、人間だけ。ただし、たいていの場合は「叱っている」のではなく「怒っている」……
「怒る」は、攻撃的な自分の感情をぶつけている状態。
「叱る」は、相手の行動を改めようとする指導。
平たく言えば……
怒るは「感情」、叱るは「愛情」。
なんて言い換えると、分かった気になる。
ところが、「叱る」は難しい。「怒る」はできても、「叱る」は、なかなかできるもんじゃない。ハードルが高い理由は、3つある。
(1)「叱る」は「教育」
相手に適切な行動を「教える」ためには、叱る側に「冷静さと的確な判断力」が求められる。
(2)「叱る」は「けじめ」
相手が自分の失敗を認めて、「次に向かおう」と前向きにならなけれ「叱った」ことにはならない。
(3)「叱る」は「信頼」
次に向かうためには、叱られる人が「叱る人」を完全に信頼している必要がある。
「叱る」は、理想的な信頼関係があったときにだけ成立する。
「叱っている」つもりで、「怒っている」人は多い。「ときには叱らなければならない」なんていう考えは、理想論に近い。「叱る」難しさを、甘く見ている。
怒ると叱るは「違う」。だけど「混同されている」のが現実だと思う。
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