「お母さん、それ、脳の栄養よ」
最近、立ち上がってどこかへ行こうとするのだが、どこへ行くのかわからなくなることがあるのだ。
その手にはゴミが握られていることもある。
つまり、ゴミ箱のあるところへ行こうとしていたのだ。
それがわからなくなるのだ。
階段を上ろうとしてトイレのドアを開けていたり。
戸棚まで行くが、なにを取ろうとしたのかわからず考え込む。
いままで流れでできていたことが、あれ?どうしてこんなに手間取っているんだっけ、となる。
ガスコンロの火を弱火にして放っておいてピーピー警告音が鳴る。これは危ない