見出し画像

マルト株式会社の第2工場 ゼロカーボン・ファクトリーとして稼働開始

皆さんごきげんいかがですか。
今回は弊社宣伝記事です。

以前、上記記事を配信しました。弊社ではじめたゼロカーボン・ファクトリーマークの話です。

ゼロカーボン・ファクトリーマーク

このマークは弊社独自もので、Scope1とScope2を実質ゼロ化した工場で生産される製品に付与するものです。

前回記事では弊社第1工場(印刷事業部)がこのゼロカーボン・ファクトリーとして稼働しはじめたという内容の記事でした。今回はその続編です。

去る2023年8月1日より弊社第2工場もゼロカーボン・ファクトリーとして稼働することとなりました。👏

今回は弊社が提供するゼロカーボン・ファクトリーマークの意味合い、ゼロカーボン・ファクトリーの中身、このマークを利用するメリット等を改めてご紹介します。そして今後の弊社展望もこちらで紹介できればと考えています。

ゼロカーボン・ファクトリーとは

何度も言うようにこのゼロカーボン・ファクトリーという名称やマークについては弊社独自のものです。ここで言うゼロカーボン・ファクトリーとはマーク右の文言にあるように「Scope1とScope2のCO2を実質ゼロ化された工場」を指します。

Scope1は燃料を燃焼することで発生する(直接排出)温室効果ガスです。そしてScope2は自社が購入した電気・熱・蒸気を使用して発生する(間接排出)温室効果ガスを指します。

これらの温室効果ガスをゼロ化する方法は大きく分けて二通り。一つは物理的に削減する。そしてもう一つはクレジットなどを購入して埋め合わせるです。

ゼロカーボン・ファクトリーはCO2を実質ゼロ化された工場と表現しています。この実質ゼロという表現を使用している理由は、削減だけでなく、埋め合わせも同時に利用しているからです。従って実質ゼロ。ゼロではございませんので、ここのところは誤解の無いようにお願いします。

なんか胡散臭いね。結局削減出来ないから金の力頼ってる訳でしょ。なんて言われることもあります。確かにクレジット購入は奥の手。削減してもしきれない。もうどうにもならないという時の埋め合わせに使用されるものです。

奥の手だからといって初手から購入してはいけないという決まりはありません。クレジット購入は資金面で森林保護を後押しすることですから。むしろ初手からクレジット購入するということは脱炭素の目標を初年度から達成しようという心意気の現れ。評価はされても批判されることでは無いと思います。

もちろん削減することと埋め合わせるということは同義ではありません。あくまでも削減が先に立つ。そこを取り違えなければ、それで良いのではないでしょうか。
大事なのは脱炭素の工程や具体的目標です。そのゴールが明示されていれば、第三者はその意図を酌んでくれるはずです。

2つの工場のゼロカーボン化のプロセス

ここでは第1工場(印刷)と第2工場(ネーム)のゼロカーボン化について具体的にお示しします。

第1工場(印刷)については下記のとおりです。

弊社 第一工場CO2実質ゼロ化イメージ

Scope1は営業車を段階的にEV・HEVに切り替えている途中です。これが完了すれば、第1工場の大部分のCO2は削減できます。それまでScope1の低減に手を付けないのもいけないと思い、削減できていない分をクレジット購入でオフセットしています。

Scope2については北陸電力さんの実質再エネ電気である「かがやきGREEN」を100%契約しており、こちらは実質ゼロではなく「ゼロ」としています。

続いて第二工場(ネーム)です。

こちらも上記第1工場と同じような仕組みで実質ゼロ化を図っています。

そもそもこの第2工場のScope1はほとんどありません。燃料を燃焼して排出する温室効果ガスは、せいぜいが工場で使用する給湯設備くらいです。

これを削減するとなると施設の電化をするということになりますが、流石にそこは大掛かりでなかなか手がつけられない。したがってこれはクレジット購入で対応することとしました。

Scope2は第一工場と同じく北陸電力さんの「かがやきGREEN」を100%契約。これによりゼロとしました。

このことから弊社第2工場のScope1とScope2は実質ゼロとなり、ゼロカーボン・ファクトリーとして稼働することとなりました。

ゼロカーボン・ファクトリー製の製品を利用するメリット

CO2排出量実質ゼロの工場で製造された製品とCO2排出し続ける工場で製造された製品。両方とも同じ製品で機能も同じ。そして価格も同じとなれば、あなたはどちらの製品を選びますか?

一方は脱炭素に配慮された製品、もう一方はそんなことお構いなしの製品です。どちらの製品を選びますか?

良識のある方はゼロカーボンの方を選択するのではないでしょうか。

製品そのものに印刷することも可能
何もしなくても製品の外装にマークが付与される

弊社のゼロカーボン・ファクトリー製品は、その製品や外装に付与されます。

これは御社が環境配慮型の製品を積極採用していることをPRすることになり、企業ブランディングに貢献するのではないでしょうか。

今後の展望と取り組み

今般、弊社第1工場(印刷)と第2工場(ネーム)のScope1とScope2の実質ゼロ化を実現できました。弊社は印刷、ネーム、製菓の三事業部構成です。次の目標はもちろん第3工場(製菓)の実質ゼロ化です。

ここで弊社の脱炭素計画です。以前、別記事にも紹介したように弊社のネットゼロ目標は中小企業版SBTの認証を取得しています。

マルト株式会社は中小企業版SBT認証を取得しています

マルト株式会社は2030年までにScope1とScope2のGHG排出量を2019年を基準として46%削減し、Scope3の排出量を測定して削減することを約束します。

現在は2023年です。2021年にカーボンニュートラルへの取り組みを始めると決めて、2022年にSBT認証を取得。今日まで突っ走ってきた感がありますので、ここで小休止を挟もうと思います。

そして今後の脱炭素へのロードマップを再検討します。

当初段階で弊社ができる脱炭素の施策は一通り実行しています。次は現在の施策の持続可能性を保持し、いよいよ第3工場(製菓)まで脱炭素を広げらればと考えています。

また脱炭素の取り組みを新たなビジネスへと展開できないか模索します。

こちらの方は年内中に一定のアナウンスができれば考えています。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。