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【つづく無慈悲な暑さ】若年層の気候変動への関心をあらためて考える

皆さまいかがお過ごしでしょうか。
お盆休みを頂戴してしばらくゆっくりとしていました。

その合間に弊社カーボンニュートラルチームの勢力図に変化が生じ。メガネ女子の方が台頭。前回の記事投稿と相成りました。

今後はメガネ女子の方のカーボンニュートラル講座的な記事と、ワタクシの雑感的な記事の交互投稿となります。

今後ともメガネ男子の方とメガネ女子の方共々、よろしくお願いします。


酷暑続く

皆さんは充実したお盆休みを過ごしましたか?
今年のお盆休みは暦の関係で9日程度のお休みを確保できた方も結構いらっしゃったのではないでしょうか。

ですがこの盆休み期間。思い出してみると「酷く暑かった」印象があります。

上記リンクの通り、8月に入ってから金沢の最高気温は30度を下回った日がありません。酷いもんですね。

この暑さのためか、ワタクシの活動状況は非常に低調でして、休みの前半に能登地域へ行って、気持ちばかりの経済活動を行ってきた程度です。

この時期に帰省する身内に今年の予定を聞くと、南海トラフの警報もそうなのですが、暑さがしんどいので自宅でのんびりしたいということで、早々に戻っていきました。

暑さは人間活動を停滞させます。これは紛れもない事実のようです。

皆さんやその周辺はどうでしたか?

地球温暖化の影響か?熱帯夜が増えている

興味深い記事があったので以下にご紹介します。

日本のみならず世界的に熱帯夜が増えているという記事です。

この記事の出典元を当たると、以下のようなことが発見されたと書かれていました。

• 石油、石炭、ガスなどの化石燃料の燃焼によって引き起こされた気候変動が、世界中で危険なほど暑い夜を大幅に増加させている。

• 人為的な気候変動により、24億人が夜間の気温が25°Cを超える日が年間平均で少なくとも2週間増加し、10億人以上が20°Cおよび18°Cを超える夜が年間平均で少なくとも2週間増加。

• 夜間の高温は人間の健康に有害。これらの気温は、日中の暑さから身体が回復するのを妨げ、病気や死亡のリスクを高め、睡眠を妨げます。短時間で質の低い睡眠は、身体的および精神的健康、認知機能、そして寿命に対してさまざまな悪影響をもたらす。

• 調査の主な資金提供は、ベゾス・アース・ファンドとシュミット・ファミリー・ファウンデーションによって行われた。

https://www.climatecentral.org/report/dangerous-nighttime-temperatures-2024

この3番目に熱帯夜による健康被害について言及されています。

ここ最近の暑さは本当に堪えます

日が陰っているときはなんとかいけますが、カンカン照りの時、外回りの車の中が一向に冷えません。
冷風を直接身体に当てることでなんとか涼を得ているような状況ですが、それでも時々ぼーっとすることがあります。

度を超えた暑さは身体に良いわけがない。

酷暑が日中のみならず、本来人間が休息をするはずの夜においても継続するとなると、一体どこで休息をとれば良いのか。

いやぁ生きづらい気候になったもんです。

そんな中、こんな映画が公開されるそうですよ。

地球温暖化をネタにしたホラー映画です。
興味のある方はご覧になってはいかがでしょうか。

地球温暖化”には”若年層は関心を持っている

こういうこともあって、良いことなのか悪いことなのか、少なからず地球温暖化に関する問題意識は高まっているように思います。

先ほども書いたように、生命の危険を感じる程になってきていますから。

なにもこれはワタクシのようないちオジさんの感想ではありません。

高校生688人に「環境問題について何に関心がありますか?」との問いに

  • 1位「地球温暖化」68.8%

  • 2位「海洋ゴミ問題」27.2%

  • 3位「気候変動」25.3%

  • 4位「オゾン層破壊」22.5%

  • 5位「海洋汚染」21.9%

このような内訳だったそうです。(複数回答可)

気候変動と併せて最近海洋系の話はよく聞きますが、オゾン層破壊という言葉は久しぶりに聞いた感じがします。

オゾン層破壊問題って何でしたっけ?(最後におまけで記載します)

高校生が環境問題にどういった関心を示しているか、それはこのスタサプのデータを読めば分かりますのでご覧ください。

中でも私が興味を持ったのが、高校生が環境問題に興味を持ったきっかけと、その掘り下げをどうやっているかです。

まずきっかけです。

高校生と言うこともあって、高校の授業(69.2%)、その前段階である小中学校の授業(61.6%)がかなりウェイトを占めています。
次点でテレビ(36.3%)、ネット(27.8%)と続きます。

で、興味をもったことをどうやって掘り下げるか。

高校の授業(39.5%)、ネット(31.3%)、小中学校の授業(27.6%)、テレビ(24.7%)、SNS・動画サイト(22.5%)となっています。

ネットとSNS・動画サイトはネットと一括りにできるので、ネットの影響力の強さを感じます。

自分から情報を捕る(とる)というと、昔は書籍といった紙媒体がここにあったのでしょうが、今は見る影もありません。

なのでネットでの情報発信はしておいたほうがいいな…。
そう痛感した次第です。

ネットによる情報発信について考えてみた

ネットと一口にいいますが、SNS・動画サイトという項目がキーワードでしょう。

今の若年層は私のようなオジさん世代と比べて、生まれながらにして日々膨大なテキスト情報に触れています。

LINEでのやり取りから、メール、各種SNS、はたまた各種連絡網、ニュースサイト、関心ごとの情報。

その処理量たるやワタクシのような世代の数倍でしょう。

デジタルネイティブと言われ、それを自然にこなしていく中で身につけた情報の取捨選択。「タイパ」という言葉が出現するのも理解できます。

「最近の若者は」的な文脈で、ショート動画なんか見て知った気になりやがって…と苦言を呈する人もいますが、彼らの状況を考えてみると、ワタクシは「しゃあないな」と思ってしまいます。

そんな情報処理に忙殺される彼らに受容されやすい情報と言ったら何でしょうか。

このNoteのようにあーだこーだ書かれたテキスト情報ではなく、サクッと要点をまとめた情報が良いに決まっています。

だから支持されるのが、感覚的なInstagramであったりTikTokだったりするんでしょうね。考える必要がないんですから。

もちろん、そういったショート動画のようなものですべてを理解できるわけがありません。そこから得られる情報は極めて表層的でしょう。

ですが情報に接する”きっかけ”はそれで十分です。

なのでSNSは無駄な装飾(編集)は必要ないとワタクシは思います。

得てして編集は情報を削ぐのではなく、盛る方に流れます。
盛られた情報は、受け手に処理負担をかけているかもしれない。

そう自戒の意を込めて、今回の記事を書き終えようと思います。

今回も長文最後までお読みいただきありがとうございました。

あ、ちなみにこのNoteは高校生との接点とかは無視していますよw

むしろ学生諸君。気候変動問題に関心を持ったなら、ここにたどり着きなさいぐらいの上から目線です。

気候変動問題の重要な要素であるカーボンニュートラル。
それに間接的に貢献し、同時にその貢献をさりげなくPRする為の製品を以下のBASEサイトで販売開始です。

さて、次回はメガネ女子の方の記事となります。
今後とも宜しくお願い申し上げます。


【補足記事】オゾン層破壊問題、現在はどういう状況?

オゾン層問題について以下にまとめました。ご参考ください。

オゾン層の状況・地球規模のオゾン全量は1980年代から1990年代前半にかけて大きく減少しました。 その後減少傾向が緩和し、1990年代後半からはわずかな増加傾向がみられるものの、オゾン全量は1970年代と比べて現在も少ない状態が続いています。

環境省「令和3年度オゾン層等の監視結果に関する年次報告書について」
https://www.env.go.jp/press/press_00985.html

増加したとか減少したといったなんだかボヤっとした表現ですね。
結局のところ今どうなって、今後どうなっていく見通しなんでしょうか。

上記読売新聞記事によると、オゾン層破壊問題は「モントリオール議定書」に基づいた、フロンなどの生産と消費を禁止したことが功を奏しているとのことです。

気候変動問題における世界的な対応策の良い事例ですね。

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