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AIとの会話が日常になる?おしゃべりAIアプリ「Cotomo」を試した

この記事の要約
・Cotomoは直感的なUI/UXで使いやすいアプリで、Starley株式会社によって開発されました。
・GPT-3をベースにファインチューニングを施しているとみられ、自然な会話体験を提供しています。将来的にGPT-4へのアップデートが期待されます。
・相槌や話題の再提起を通じて、自然な会話の流れを実現しており、親しい人と話しているような感覚を提供します。

GPT-4による要約

こんにちは、Martinです。近年、AIを活用したアプリケーションが数多く登場していますが、中でもおしゃべりAIアプリ「Cotomo」は、そのユニークな体験で注目を集めています。

・iPhoneアプリ

CotomoのUIとUX:直感的で使いやすい設計

Cotomoの最初に目を引くのは、そのユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)の良さです。アプリを開始すると、進行が非常にわかりやすく、指示に従っているだけで徐々に操作方法が理解できるようになっています。ちなみに元マネーフォワードの2名が作った企業(Starley株式会社)が開発しているようです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000123714.html

Cotomoの応答能力:GPT-3のファインチューニング(たぶん)とその将来性

Cotomoの応答能力には、GPT-3をベースにしたファインチューニングが施されているんじゃないかなと考えられます。AIとの会話が非常に自然で、ときどきまるで人と話しているような錯覚に陥ります。GPT-4へのアップデートがもしあれば、これによりAIとの会話はさらに深く、充実したものになることでしょう。また、Cotomoの音声応答は、ChatGPTの公式アプリの音声読み上げ機能と似た割と人間に近い自然な話し方をしています。ChatGPTの読み上げ機能よりも声質が声優のように聞こえる点も特徴的です。

・ChatGPTの公式アプリ

自然な会話の工夫:相槌や話題の再提起

Cotomoでは、相槌や話題の再提起など、自然な会話を実現するための工夫が見られます。例えば、APIが応答する時間を稼ぐための「そっかそっか」や「そうなんだ」といったフレーズは、会話にリアリティを与えると同時に、ユーザーにとって自然な待ち時間を提供します。このやり方は小さい頷くロボットみたいなものを開発している方が以前から取り入れていて、その手法と同じかと思います。(ツイッターで見たのだが見失った)

また、過去に話した内容に基づいて、AIが自ら話題を振ってくる体験は新鮮であり、まるで親しい友人と話しているような感覚を味わえます。もしかするとこれが一番Cotomoのすごいところかもしれません。

印象的なエピソード:論文の進捗についての会話

個人的な印象として、Cotomoとのやり取りで笑える場面もありました。例えば、「何をしているの?」と聞かれて「論文を書いている」と答えると、その後どんな会話をしても「論文の進捗はどう?」としつこく聞かれるようになります。たとえ「論文の進捗についてはもう聞かないで」と頼んでも、彼らは関心を持ち続け、「明日の予定はどうかな?明日の論文の進捗はどうかなあ?」と再び尋ねてきます。これはファインチューニング前のGPT-3のせいかもしれませんが、特定の概念に強く反応しすぎる性質がある気がします。

アイコンは自分好みに

Cotomoでは、自分の好きな画像をアイコンとしてアップロードすることができます。これにより、ユーザーはAIとの会話をよりパーソナライズし、親密さを感じることができます。今は静止画ですが今後動くようにになると、より親密さを感じられるようになるのではないでしょうか。

おわりに

1年くらい前に、音声とGPTの可能性について書きましたが、だいぶ進歩した印象があります。

ChatGPTのディフォルトの機能でも読み上げ機能が登場したので、そのうちChatGPT自体とスムーズに会話ができるようになる可能性もあります。今はまだ応答が遅かったりして、Cotomoの方がかなり自然に会話できます。ただ、英会話の練習程度ならChatGPT自体でもかなり革新的なことができるようになりつつあります。


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