スノボにも手を出してた話
先日、幼馴染兄弟の弟が家を訪ねてくれた。
兄が自分と同級生で弟が3歳下の兄弟なのだが、趣味趣向は弟の方が近かった。
新作ゲームを買ったと聞けば部屋に押しかけて遊んだりしていたし、社会人サッカーチームも2人で作ったようなもんだし、人数合わせでコンパに呼んだ事も数回あった。簡単に言うと歳下の友人って事になるだろう。
訪問時に1時間ぐらい話したけど、お互いの家族の話や、社会人サッカーチームのメンバーの現状を聞いたり、昔のエピソードを話したりで、めちゃくちゃ盛り上がったし、色んな事を思い出させてくれて楽しい時間を過ごせた。
そんな中で彼からスノーボードの話が出た。すっかり忘れていたので、そういえばやってたなと思ったので当時の話を思い出しながら書いてみる。
約30年前の話になる。数年前からスノーボードブームが来ているのは、何となく感じてはいたのだが腰が軽くないとスッとそんな波に乗れないものだが、スノボやってみない?と、誘われた時に何の抵抗も無く良いよと返事をした。
それまでスキーの経験が無かったので今更スキーを始めるのもと思っていたし、スノボなら流行り始めで、自由なスタイルで滑るイメージだったので下手でも目立たないかもという打算も少しはあった。周りで誰もやってなかったので先にやれば自慢の趣味になるかもとも思った。
車で約50分で行ける人工スキー場が県内にある事はお互いに知っていたので、それが重い腰を上げさせた要因のひとつだ。
スキー場に向かう途中のレンタルショップで一式借りてスキー場に初めて行った時の事は今でも覚えている。ロビーは明るくて華やかだったし、ナイターだったのもあって、非現実な空間がそこにはあった。外に出ると全面雪景色だった。
隣りには新品のボードとウェアを揃えて買っていた幼馴染がいた。背水の陣でスノボに向き合うんだなとその時思ったし、結果的には上達が1番早かったのが彼だった。
いきなりリフトには乗る自信がなかったので、なだらかな斜面を歩いて登り、ちょっと滑っては転けるを繰り返していたが勇気を持ってリフトに乗ろうという事になった。
リフトから降りる時に当然のように2人とも転けた。そこまでは想定内だったのだが、リフト降り口からコースに出るルートの坂の角度が初心者泣かせだとは思ってもみなかった。
ボードを外して歩いてコースに出るか、派手に転びながらコースに出るかの2択だった。どっちを選んだか覚えていないのは、どちらにしても恥をかいたから忘れていい記憶だからだろう。
翌日の朝に全身筋肉痛になっていた。足腰はもちろんの事、腕から胸にかけての筋肉痛は何度も転けた時に腕で身体を守っていたせいだった。
あの時誘われなかったらスノボなんてやってなかったと断言できる。あの時に誘ってくれて、ありがとう。
君が始めようと思った理由がモテたい一心だったとしてもだ。
まだまだスノボの話は、いろんか事件があったので第二弾があると思います。