国際親善試合
スポーツ観戦が趣味と言っても良いと思っている自分が1番楽しみにしているイベントが2カ月後にやってくる。
カタールで11月20日から開催される2022 FIFAワールドカップだ。
本大会に向けて国際Aマッチデーと言われているテストマッチが2022年9月19日-27日の期間中に世界中で行われている。日本もドイツで23日にアメリカ戦、27日にエクアドル戦を終えた。
アメリカ戦はこれまで観た中で1番の出来だったと思う。フォーメーションの変更と、それに伴う配置が見事にハマったと思えた。後半の交代策も上手くいったので、森保Japanのベストゲームと言っていいと思う。
一方エクアドル戦では前回のスタメンから総入れ替えして、全く別のチームで挑んだ。
エクアドルは南米予選4位でW杯に出場が決まっている訳だが実力的にはアメリカと余り差がないと思っている。と言うのもエクアドルは自国での試合に滅法強いのだ。
標高2850メートルに首都があるので、対戦相手は高山病対策の為に、試合の数時間前に入国して試合が終わると即座に帰国するスケジュールで試合をする羽目になる。しかも空気が薄いので普段とはボールの飛び方も違う。
つまりブラジルやアルゼンチンという、いわゆる強豪国であっても一筋縄ではいかなかいホームゲームアドバンテージを持つ国なのだ。
南米4位という触れ込みだが実力的にはコロンビアやチリやパラグアイより下なんじゃないかと思っている。
ちなみに南米予選のホームゲームでは5勝1敗3引分けでブラジルとアルゼンチンにもプラン通りに
引分ける事が出来ている。
肝心のエクアドル戦の試合内容だが、チームの頭脳で司令塔と呼ばれるFWのすぐ後ろのトップ下を務めた南野と、チーム全体の舵取り役の柴崎が完全にゲームから完全に消えていた。
確かに急造チームで連携不足がどれだけ難しいかは理解できるのだがセンターに陣取る2人が使えないと試合にならない。
前回のアメリカ戦ではディフェンスの前にいる2人で敵の攻撃をしっかり止めて、司令塔の鎌田にボールを集めて、そこから自由自在の攻撃に繋げていった。鎌田の前にいる3人のFWもそれぞれの持ち味が自然に出せていたのが初めて観れたような気がした。
エクアドル戦の収穫としては、正ゴールキーパーが決まった事と、現在大活躍中の三笘はスタメンで起用するより、後半からのスーパーサブとしての起用法が良さそうな事と、ベースとなるレギュラー陣が固まりつつある事だと思う。
この2試合の後にワールドカップに挑む事が出来る26人が発表される事になるが、どういった顔ぶれになるか今から楽しみだし、本大会でのドイツ戦とスペイン戦をワールドカップで観れるなんて夢のようだ。
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