駄散文的詩集

駄散文的詩集

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ああ!崩壊した、モラルも食事も!そして人生も! これから思考されるはずの 人の未来! すべては笑いの中に!すべてはスワイプの指の隙間! うまれた赤子のように 走り回るのは俺らだ! 翼はあるとおもったそのとき 俺たちは 俺たちは どこへ飛べというのだ! どこに降り立てばいいのだ!

    • いまのおれにとっては、ことばが、おれのことばが 世界をつなげる橋になっているのだ おれは落ちない そこで踏ん張れ ことばを作れ

      • よく自分の吐いたことばたちが自分よりも強くなってしまうことがある たまにはことばの断捨離も必要なのだ

        • 転がる散文玩具

          駅 立てられた襟 外套に光る雪たち 終電を逃した少女 故郷の味 くるみまんじゅう 粉雪 切られた切手 赤い毛糸のてぶくろ 待つわ あなたのてぶくろ 凍える手に染みていく 沈む夕日 帰る家とは夢の中にのみある 田園のかえる 道端でひかれた能面 カナカナゼミ 遠い記憶それは意外に近くにある 車椅子夫人たちの蹴り合い 姉の肉を貪るカラスたち さよならのホームルーム さよなら さよなら俺の機械たち

        ああ!崩壊した、モラルも食事も!そして人生も! これから思考されるはずの 人の未来! すべては笑いの中に!すべてはスワイプの指の隙間! うまれた赤子のように 走り回るのは俺らだ! 翼はあるとおもったそのとき 俺たちは 俺たちは どこへ飛べというのだ! どこに降り立てばいいのだ!

          強くなれば

          枯れ落ちる花びらが未だ俺の中に溜まっている かき混ぜて飲んでしまいたい人生のスープ 誰に復讐したいの 誰に見て欲しかったの 壊れた小惑星たち この星に落ちる流れ星になれ この地来れば染まる 電信柱の色に染まる 染まれ染まれ! 俺たちの大気はあまりに黒くあまりに白い 地を流れるのは朦朧とした愛たちだけだ 染まれ染まれ! 染まればあとは歩くだけ この世界に解を求めてさまよう玄人たちに 浪漫の雨を振らせよう 明日の生をつかみたい 確実な手でつかみたい 曖昧に染まったその手で

          人社会のドラッグレースよりも おれは土の中に居たい

          人社会のドラッグレースよりも おれは土の中に居たい

          雪の日

          今日の空もつめたい 灰色の雲が落ちてくる いつになったら誰かに会える? ストロベリーをつみにきた 森から見える僕の家 穴だらけでさむいのだ 僕の家は壊れた戦車のなかだ ちょっと遠くまで来たけれど 誰もいなかった 壊れたサッカー場で 今日も松ぼっくりを蹴る 風の音がつめたい 僕の街は転がったままだ 僕の暮らしはとんでいったままだ 水面にうつる雲の流れだけ いつものまま 知ってるよこの戦車 僕の写真があるから お兄さんの帽子があるから 松の木がさわいでいる 風にぶるぶる

          無題の地理史

          虫が走る から止めてやろうとはなしたてでつぶした破片を見た時俺は母を思いだした。遠くへ行きたかった。そうして遠くを見ているうちに段差を踏み外し、太陽は落ち込み、夢想は夢想で終わるべき理由がある、それは合図であって、人生のスタート地点であり、そうしたら全てが始まると同時に過去の全ては捨てられた、乳飲み子である。俺はそれを踏み潰さなければならない衝動に負け、そのまま郊外の運転場まで走って走り抜けた。そこでは太陽が沈まない、晴れた宿がある。そこでは太陽は沈むことを許されない、架空の

          とおくへ

          詩にならない花がある 歌にならない声がある ふたつを残した汽車は はしるだけ

          想像力の枯渇した夜にカモメは飛ぶ 飛んで旅路をおもいだし ボクを残して 去ってゆく

          想像力の枯渇した夜にカモメは飛ぶ 飛んで旅路をおもいだし ボクを残して 去ってゆく

          On the English study, everyone study grammar, phrases with enthusiasm. But we truly need Knowledge backed by various experience...!

          On the English study, everyone study grammar, phrases with enthusiasm. But we truly need Knowledge backed by various experience...!

          掃きさうじ

          あの山を越えたら夢は覚めるだろうか! 幻の連続、死は新しく超える夢の扉なり 「おまえ!だめだと言っているでねか!田んぼさはいるな!」 「るせぇ!てめえの奥様にぬかせろや!」 おれは1本苗を抜いたらば、走り出したは線路のままに、暁が後ろを染めていた にげよにげよ 全てのものは爆弾と化す 「勇気の持ちようにあの山が燃えている」 「俺の魂に救われる山」 山とは母体胎内である 豆電球が燃えていた それは人工の詩になって 俺の頭の時限装置を動かした そうして俺は生まれたのだ

          はいいろはがねに雪子が歩く

          梢の間から雪のかけら、 手に取って指で、 愛と書く手紙、 手のなかから飛び立ち、 街角のほう、 家路につくあの人の、 肩にほろりと、 溶けてゆく

          はいいろはがねに雪子が歩く