掃きさうじ

あの山を越えたら夢は覚めるだろうか!
幻の連続、死は新しく超える夢の扉なり
「おまえ!だめだと言っているでねか!田んぼさはいるな!」
「るせぇ!てめえの奥様にぬかせろや!」
おれは1本苗を抜いたらば、走り出したは線路のままに、暁が後ろを染めていた

にげよにげよ
全てのものは爆弾と化す

「勇気の持ちようにあの山が燃えている」
「俺の魂に救われる山」

山とは母体胎内である 豆電球が燃えていた  それは人工の詩になって  俺の頭の時限装置を動かした  そうして俺は生まれたのだ

父の拳は蜜の味
母の嫉妬は狂い咲く
春の桜は血を飲めよ

俺は帰った  あの山の家に  苗をひとつおいて俺は白米をたべた  味のない虫の味  そうしていると  
「お前はまだしも、あいつはどうなる」
「それは2人で決めることよ!」
「いやちがう、あいつの人生など知ったことか!」

血は立ったままねむるか、いやお前は凝固されたデパートの大理石のまま、果てしなく世界を拒むのだ  そしてみんな俺を見なかった

ジャリジャリジャリジャリ 
ジャリジャリ

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