「床の間トリップ」
好きな絵をみて
絵ハガキ買うけど
飾るとこないの
もういっぱいで
好きな絵をみて
小さめポスター買うけど
貼るとこないの
しっくりこなくて
部屋がいっぱいいっぱいで
空間がないの
なにもないところが
全くないの
生活でいっぱいなのが
部屋にあふれてる
だから何もない空間は
大切で
たとえば床の間
新潟の田舎にはあったの
仏壇の横に
掛け軸もかかってて
幼い頃
なにげなく見つめていた
その空間に
吸いこまれていた
生活から切り離された
あそこは
遠くどこかへ
飛べるところ
つくろう
何もないところ
それがわたしを
癒やしてくれるから
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