死にたくなる薬
「死にたい、、、」
というタイトルを当初は考えてました。
でも
誤解を与えるタイトルだし、
センシティブな言葉だし、
ということで、
「死にたくなる薬」に変えました。
死にたい、、、、
って
心の中でふと思ったり、呟いたり、
近しい人に実際に言ったり、
って、
かなりの人が体験してると思います。
一言に「死にたい」と言っても、
その重さやリアルさには幅広い
違いがあり、
それこそ百人百様。
今回は、
とりあえず精神病名がついていて、
向精神薬を服薬していている人
について考えてみたいと思います。
それですら、
百人百様なんですけどね。
実際にある種の抗うつ薬などは、
添付文書にも赤字で警告されてますが、
「自殺衝動」が起きます。
衝動的な強い自殺衝動。
現実に、
これで命を自ら落としてる人は多い。
それは別として、
もうこんな状態で生きていきたくない、
もうこんな悲しいなら死にたい、
みたいな
しみじみとした「死にたい」という状況。
あまり、
実際に衝動的に自殺には至らないことが
多いケース。
(自殺って、
かなりの勢いというか、衝動性が必要。
理性が働かなくてなってないと、
怖くてできないものらしいです)
なぜ、
こんなテーマで記事を書いたというと、
わたしは
抗うつ薬の衝動的な自殺衝動。
減薬中の離脱症状と思われる
やはり衝動的な自殺衝動。
も
経験して、
それとは別に
服薬中に何度も、
いえ実はずっとベースとして
死にたい
死んでしまいたい
と
思ってたからです。
正しくは
こんな状態で生きてくなら、
もう死にたい。
ですね。
未来に一切希望が抱けなくなってました。
向精神薬の多剤大量処方で、
過鎮静になり廃人みたいになったり、
日常生活もままならず、
もちろん社会に出て働くこともできない。
まだ、
このまま治療してたら、
いつか回復して精神科から卒業できる
と思えたら、
そんな生きることに絶望しなかったと
思います。
ただ
わたしには
リアルに
このまま向精神薬を服薬して治療していても回復などせず、
自分に訪れる未来が想像できました。
わたしは
関東でも大きな精神科専門病院に
入院してました。
そこでは、
大きな病棟2棟が高齢者専用。
わたしが入院していた急性期病棟にすら、
老人病棟に入り切らない
お年寄りの方々が入院してました。
断薬せずあのままだったら、
わたしの未来像はあのお年寄りの人達
に間違いありません。
若い頃はいいですよ。
まだ親や身内が助けてくれて、
面倒みてくれる。
1人でも通院しながら生活できるかもしれない。
高齢になった時、
普通に健康な人でも、
身体にいろんなガタが来て、
脳も衰えて生活に支障がでてくる。
それでも、
頑張って夫婦や一人暮らししてる
お年寄りは日本にたくさんいます。
ただ、
向精神薬を何十年と長年飲み続けた人の
老後がどうなるかなんて、
考えたらわかるものです。
脳の認知機能もやられるし、
まぁ
例え体が強くやられてなくても、
ベンゾジアゼピン含む向精神薬を
飲んでる人は、
えてして精神不安定。
精神不安定というか、
感情が乱れてコントロールできない。
脱抑制状態になることが多い。
歳を取ればとるほど、
この傾向は強まるらしいです。
例え
子供がいる人でも、
子供がお手上げになる可能性強い。
(笑)
もう、
手に負えない!
面倒みきれない!
って。
で、
精神科病院の老人専門病棟で、
残りの余生を送ることになる。
別に
精神科病院に長期入院してる
お年寄りが生きてる意味ないとは言いません。
でも、
わたしは嫌です。
わたしは、
ああなるなら死にたいと思ってました。
しみじみとした「死にたい」含め、
薬による衝動的な「死にたい」を、
他人には極力言わないように
我慢してきましたが、
我慢しきれなかったようで
身内には時々言ってしまってました。
整骨院の先生や、
本当に親しい人にも言ったことあるかも。
両親にしたら娘から「死にたい」と
言われる。
夫からしたら妻から「死にたい」と
言われる。
子供達からしたら母親から
「死にたい」と言われる。
さぞかし辛いし困ったことだったでしょう。
そりゃ
みんな
「そんなこと言わないで、生きていてほしい」
とか、
いろんなこと言って諭してくれましたよ。
でも、
時にはウザくなり、
こちら側にしたら「冷たい」と
感じる言葉も帰ってくる。
こういうとき、
抗うつ薬などの自殺衝動が高まる薬
を飲んでると、
その勢いで実際に自殺してしまう
ケースって多い気がします。
わたしの息子は
わたしが「死にたい」とラインした時、
冷たい言葉を返してきました。
自分達は、
お母さんにとって生きる生きがいにならないんだね。
母親に死にたいと言われる子供の
気持ちを考えたことあるのか?
って。
冷たいと思いました。
夜に泣いて外を彷徨い、
池に飛び込もうと思いました。
父親がわたしを探しにきてくれて、
飛び込もうとする私を抱きかかえ止めてくれました。
地面に2人して倒れ込み
泣きました。
冷たいと思った息子ですが、
一応夫に、
お母さんから変なラインが来たと連絡して、
夫がわたしの両親に電話して、
両親がわたしを探し回ったようです。
ところで、
減薬中に
離脱症状での衝動的な自殺衝動が
出たのを最後に、
わたしが
死にたい、、、
と思ったことはその後1度もありません。
それどころか、
以前以上に生きてる素晴らしさ。
植物や動物など全ての生命の素晴らしさに、
敏感に感動できるようになりました。
過去を振り返って思うに、
向精神薬って
「死にたくなる薬」なんだと思います。
先日も
仲間由紀恵が司法解剖医のドラマで
自殺した人から、
睡眠薬が検出されない。
おかしいわね
というセリフがありました。
というのは、
自殺した人からは高確率で
睡眠薬含むベンゾジアゼピンが検出
されるらしいです。
そりゃ
死ぬって怖いことですからね。
睡眠薬などベンゾジアゼピン薬などで、
ボーッとして、
その怖さを誤魔化すわけです。
睡眠薬自殺を図る人は、
寝たまま死にたいわけです。
たいていの人は、
治療して回復して元気になりたい!
と
精神科の扉をたたくわけです。
で、
「死にたくなる薬」処方されて、
自殺してしまう。
自殺までしなくても、
半分死んだような人生を長く送ることになる。
そんな人も大勢いるわけです。
洒落にならないですね。
個人的には、
精神医療はもっと衰退して弱小化するべきと
思ってます。
本当に重症の人のみだけが、
訪れるような診療科であるべきと思ってます。
現状は、
精神科に行き向精神薬で治った!
という人より、
薬害により人生を棒に振ってる人の方が
多いじゃないですか。
一度きりの人生を、
精神科にかかったがために、
台無しにしてる人達が何万人といるわけです。
コロナどころじゃないですよ。
ロダン
地獄の門
まさに「向精神薬」や精神科って、
地獄への入口です。
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