見出し画像

向精神薬一気断薬されました

ちょうど5年前の今頃の話です。

5年前の3月頃から
鬱病の治療を始めました。


お薬は薬
アモキサン(抗うつ剤)
セロクエル(抗精神薬)
メイラックス レキソタン
(ベンゾジアゼピン)

当時私は銀行で働き始め、
研修を頑張ってました。

覚えなくてはいけないことがたくさんあり、
毎晩夜中まで勉強してました。

当時こんなこと言ってました。

「アモキサンを飲むと眠くならないので夜中まで勉強できる、いい薬だわ〜!」


「しかも朝もスッキリ目覚める!」
「昼も眠くならない」

今から思うと、
アッパー系の薬なのでハイになってたのでしょう。

覚醒剤を飲むと寝ないで仕事できる、
と言いますが、
そんな感じでした。

でも崩れ始めるのは早かったです。

5月くらいになると滑舌が悪くなり、
つまづきやすくなったり、
喉が異常に乾いて、
常にペットボトルの水を
持ち歩かなければならなくなってました。

他には
尿が出にくい、
便秘が酷くなる。
手が震える。
などの症状が出てきました。

副作用の錐体外路症状・抗コリン作用
出てたんですね。


銀行では窓口業務の際、
ペットボトルの水を持ち込んではいけない
と言われました。

尿が出にくいのに頻繁な尿意で、
しょっちゅうトイレに行かなくてはいけなくて、
毎日注意されてました。

結局どんどん体調が悪化して、
5月末には退職せざるえなくなりました。


6月には、
何故だか
家事ができなくなり、
料理ができなくなってしまいました。

そして
不安も強く、
一人で家にいることができなくなりました。


結局、
関西の実家で療養することになりました。


父が関東まで迎えにきてくれました、
東京駅まで
夫と子供たちが見送ってくれましたが、
実家に行きたくない、
皆と暮らしたいと泣いてました。


それでも、
前向きに実家で治療して元気になるんだ!
と考えてました。

ネットで調べた
大阪の心療内科2ヶ所で診察を受けました。

一件は診療拒否。

一件は
あなたは適応障害なので、
お薬はいらない。やめていい
と言われました。


確かに
うつ状態だけど、
ちゃんと原因があるから
薬では治らないと言われました。

「全部一度に辞めていいのですか?」

質問したら、
医師は「いいですよ」と答えました。


私は素直に一気に薬をやめました。

正確には覚えてませんが、
数日中に痙攣発作を起こしました。


何が起きたかわかりませんでした。

母が近所の内科に電話しましたが、
精神科通院してる患者は診れない
と拒否されました。


母が、
いろいろ薬を飲んでる知人に
助けを求めてデパスを分けてもらい、
それを飲んだら少しマシになりました。

今なら、

向精神薬一気断薬で激しい離脱症状が出た、

わかるのですが、

当時はそんな知識はないので
何が起きたかわからず、

やはり治療しなくてはいけないんだなぁ
と思いました。

翌日には両親に連れられ、
県立医大の精神科で緊急に診てもらうことになりました。

そこで結局、
再び「うつ病」という診断で
薬物療法が始まりました。

約1年ちょっと後に、
双極性障害2型という診断に変わるのですが。。。

県立医大での処方薬薬

ジェイゾロフト(抗うつ薬 SSRI)
セロクエル(抗精神薬)
メイラックス レキソタン
(ベンゾジアゼピン)

今になって思うと、
大阪の心療内科の先生の、
適応障害だから薬物治療は必要ない!

という診断が正しかったのでしょう。

あの時、

向精神薬は急にやめたらいけない、
少しづつ減らすという正しい指導をしてくれたら、
その後の年月を無駄にしなかったのではないかと思うのです。

でも

過去は変えれないので仕方ないですね。

未来を考えます。
この4年の月日から何かを学べる事を考えて。


#うつ病 #うつ病克服#双極性障害#精神科
#減薬断薬
#精神科卒業
#メンタルヘルス #エッセイ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?