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絶望あるのみ

漫画 
「Shrink 精神科医〜ヨワイ〜」
 


電子書籍でお金を払って読んでしまいました😅
 
読む前から内容は想像できてましたけどね、

読んでみてやっぱり想像通りでした!!
 
読む前から内容わかってるのに、
お金を出して読む!

バカですね〜。。。
 
怖いもの見たさ、
「お化け屋敷」にお金を払って入る
心理でしょうか?
 
いやぁ
 
怖い漫画でしたよ。
恐ろしい!恐ろしい!
 
なんて恐ろしい!!!
 
この漫画を読んで、
そのような感想を持つ人は
全国民の何%くらいいるのでしょう。
 

かなり
日本の精神医療の現実と裏問題、
向精神薬の問題について知識がある人にしか、
この漫画の恐ろしさ、
危険性には気付けないでしょうね。

 
大半の人は

 
楽しく感動して「いい漫画だな〜」
という感想を持つでしょう。
 
そして、
 
心が弱ったり病んだ時は、
もっと気軽に早く精神科に行かなくちゃ!
精神科医ってこんなに優しいだ!
 


プラスの印象しか持たないでしょう。
 
昔の私なら、
好きな部類に入る漫画です。
 

「コウノドリ」とか「ドクターコトー」
と同じ系統のお話です。
 
傷を抱えた心優しいドクター。
医療に対して理想的な信念を持つドクター。
その素晴らしいドクターに助けられる患者。

読んで見てる私達は
感動してお涙する。
 
という
王道医療ストーリー漫画です。
 
軽く漫画の紹介を。

 
主人公の精神科医のお名前は
「弱井 幸之助」
(弱井 弱いって、やはりメンタルが弱い
 に引っ掛けた命名?)

元超エリートで優秀でIQも高いドクター。
何故か新宿の片隅で小さな
診療クリニックで働いています。
 
クリニックのお名前は
「新宿ひだまりクリニック」

いかにもリアルに存在してそうな
クリニック名です。
 
漫画一巻登場画面、
歌を歌いながら登場します。
 
「ド〜はドクマチールのド〜♪
 レ〜はレンドルミンのレ〜♪」
 

なんて
wonderfulなお歌なんでしょう!!


 
これ以上のストーリの紹介は長くなるので、
やはり私が打ち震えた台詞をご紹介いたします。

そしてそれについて、
私の感じたことを書いていきます。
 

この漫画では目次に精神病名がついていて、
その精神病のテーマに沿って
展開していきます。
 
*アメリカでは精神医療は身近な存在です。
 「失恋した」「ペットが死んだ」
 「テストの点が悪かった」
 
ちょっと落ち込んだら予約を入れて会う相手。
アメリカでは彼らにとってそれが精神科医なんです。
(要するにドクター弱井はそれを目指してます)
 
心の病を治せるのは精神科医だけです

 
私の心の声 : 『 アホか! 』
 

双極性障害の項目もありましたよ
(流石に双極性障害1型を取り上げてました)
 
*一番大切なのは患者さん本人が
 「病識」を持つことです。
自分が精神病であると言う自覚です。
この病気と一緒に生きていくと
 いう「覚悟」です。
 

再発を予防するために、
薬を飲み続けていく可能性があります。
 
私の心の声 : 出た出た! 

教科書通りのマニュアル通りの
フレーズ!!
 

ちなみに、
精神科医当事者で、
日本の精神医療の薬物偏重主義医療に
異議を唱えてる医者達は、
 
自分の病名を捨てる!
自分を病気と思い込まない!
 
これが一番大切。


真っ向から、
逆のことを言われてますけどね。
 

*自分の病気を受け入れられない人は、
 「精神病患者」の仲間になりたくないから、
 「精神病患者」を「見下してるから」と
書かれてます。
 
それで
漫画の中では、
自分の病名を受け入れられなかった
患者さんが、

「俺は精神病患者を見下していたのか!
 なんて俺は嫌なやつだったんだ」


自分の中の愚かさと傲慢さに気づき
反省して、
病名を受け入れるという心温まる
感動シーンになっております。
 

私の心の声 : 
見下してる云々の問題でなく、
誰だって精神病患者になりたく
ないわ!
当然の感情でしょ!

 

そして自助会シーンも出てきます。

みんなで円陣になり手を繋ぎ、
ニーバーの祈りを唱えます。
 
出た!
ニーバーの祈り!!

「神様 私にお与えください。
 変えられないものを受け入れる落ち着きを。
 変えられるものを変える勇気を。
 そしてその二つを見分ける賢さを!」

 
私の心の声 :
ニーバーの祈りは名台詞だけど、
こと精神医療では、
この漫画でも、
変えられないものを、
精神病の自分としている。
そんなもん
変えれますよ!!


 
余談ですが、
このニーバーの祈り。

とある減薬断薬オープンチャットグループで、
ひたすらネガティブメンヘラ嘆きで、
他のメンバーを精神的に疲弊させた
アラ還の嘆き女性が、
頻繁に書き込んでいたものでした。

 
そのせいか、
私には
「ニーバーの祈り」は
 メンヘラが呟く、
「呪いの祈り」に
聞こえるようになってしまいました。
 
以上感想です。
 


ちなみに
いまさら擁護ではないですが、

普通の人が、
特にちょっとメンタルが弱って
「精神科医に行こうかな?」
なんて悩んでる人には、
心に響く感動系の良作の漫画と
受け入れられるでしょう✨

 
漫画の中でも再三書かれています。
 
早期に精神科にかかり、
早期に治療することが大切。
ちゃんと治療すれば心の病は治りますよ!
 
 
この漫画を読んで、
怖い!恐ろしい!
と感じることができる人は、
私と同様に

「知ってはいけない
精神医療の裏の真実」

を知ってしまった人達ですね☠️

 
日本は
「その他多数の感性と理解力」を持った、
その他多数と同じ人間でないと、
生きにくい世界です。
 
 
 
明治〜戦後間もなくまで
「言論統制」が行われてました。

権力者側による言語・報道・出版に対して、
検閲と発禁の統制がなされてました。
森鴎外や永井荷風の作品も「発禁」を受けてましたね。
 

私が権力者だったら、
 
この漫画はとてもとても危険なので、
 
「発禁」扱いと決定いたします(笑)
 

これドラマ化されたら、

この心優しい理想を追い求める精神科医
(現実にはほぼ皆無。いても医局に入ったら潰されます)を、
イケメン俳優が主演のドラマが作られたら!!
 
悩める健康人が群れをなして
精神科の扉を叩きますね。
そして
地獄の業火で焼かれ続けます。
 

地獄の閻魔大王の姿を見抜くことができずに、
「私の心の病を助けて治してくれる
神様」

主治医のことを信じ切って、
向精神薬を飲み続ける生活の始まりです。
 
あぁ、、怖いですね、
なんて怖いんでしょう、
ホラ〜ですね。
 
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!
 
と淀川長治の名台詞で締め括りたいと思います。

追記になりますが
この漫画は原作者と漫画作者が別です。
 
漫画家の方の下記のような後述がありました
 

精神科が他の病気と比べて、
特に奇異な目で
見られていると思います。

私も知識が全くなかっ頃は、
そうだったかもしれません。
「Shrink」で関わるようになってからは、
耳鼻科や内科のように
「ちょっとおかしいな」と思ったら、
カジュアルに精神科にかかることができるような
社会になればいいなと思ってます。
 

 
違〜う!
間違った知識を得てます!!
カジュアルに精神科に行かないでください!

 

声を大にして叫びたい。。
 
けれど、
これがリアルな日本の現状でしょう。

 
「Shrink」シュリンク
とアメリカでは精神科医は呼ばれるそうです。
(そうなの?初耳でした)
 
個人的には
「Shrimp」で十分だわ!!
と思いました。
 
「えび野郎」!!🦐🦐🦐
 
少しお言葉が下品すぎましたね。
失礼いたしました。。。
 
えび野郎、えび野郎、、
海老なら追い詰めれば
そのまま後退して後ろに、
すっ飛んで逃げるだけ、
可愛いですよね。
 
海老でも、もったいないです。
エビちゃんごめんなさい。

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