見出し画像

なんだかどんどん悪化する


この記事は
2020年5月に書いたものです。


今日は美容院を予約して1人で行ってきました。
って当たり前の普通のことですよね。

それができなかったのです。

不安が強すぎて、
パニック発作が起きるようになってました。



先月あたりから、
どんどん出来ることが増えてきて普通に
なりつつあります。


4年前、
古いタイプの第三環系抗うつ薬から
新しい抗うつ薬SSRIのジェイゾロフト
に切り替えて治療を再開しました。


のちに、
SSRIの功罪を経験することになるとは
夢にも思いませんでした。


私はミニ日記を書いていたので、
それを読みながら思い出して
ブログを書いてます。

日記も本当に不調な時は書けてません。

そして具合悪い時は、
字がミミズみたいで読めないような状態です。
過沈静の時なんて酷いものです。



SSRI ジェイゾロフト
セロクエル
メイラックス・レキソタン

治療開始です。


ジェイゾロフトは、
最初はとにかく吐き気が凄かったです。
主治医にも吐き気のことは
言われてたので、
慣れると吐き気はなくなるとのことで
根性で耐えてました。


抗うつ剤を飲んでも、
鬱な気持ちがなくなることはありませんでした。

それどころか、
それまでなかったような、
イライラしてじっとしてられないような
気持ち、焦燥感、
不安感が出てきました。


身体の方は、
また酷い便秘になり、
毎日下剤を飲まなくてはいけなくなりました。

そして
手が震えたり、
足をじっとしてられなくなるようなことになり、

タスモリンという薬を処方されました
(抗パーキンソンの薬)

それまで経験したことなかった動悸
出てきました。

再び尿が出にくくなり、
膀胱炎にもなってしまいました。

そしてやはり喉の渇きが酷くなりました。

次第に、
早朝に目覚めるようになり
睡眠時間が短くなっていきました。

主治医は、
「うつ病には睡眠が大切だから」
と言って
睡眠薬を処方しました。



この時の睡眠薬は、
ベンゾジアゼピンのユーロジン

私は、
睡眠薬の怖さを知らなかったので、
何も抵抗なく飲み始めました。


後に、
睡眠薬減薬断薬で
地獄を経験する
ことになるのですが。

やたら、
腕と背中の肩甲骨あたりの筋肉が痛くなりました。
主治医には
40肩だろうと言われました。

あとでわかるのですが、 
犯人は抗精神薬のセロクエル
でした。



秋頃の9月には、
ジェイゾロフトは2錠に、
10月には3錠に増えました。

そして
私の精神状態はどんどん悪化していきました


〜日記から記載〜

やる気が出ずローテンション。
無感情になった。
笑うことがなくなった。
突然動悸が起こり苦しくなり冷や汗が出てくる
(パニック発作が起き始めてました)


主治医が
11月頃に抗うつ剤を変えてみようということで、

レクサプロに変薬になりました。

そしてまた私は悪化しました。

今ならわかるのですが、

結局変薬ということで、
3錠飲んでいたジェイゾロフトは
一気切りされたので
離脱症状が出てたのだと思います。


私はその後も、
何度も変薬や、
この薬はやめようということで、
医者から向精神薬を一気切り
されました。
向精神薬は一気切りしてはいけない

というのは常識なのに、
医者による一気切りが
臨床現場で多々行われてることに
驚きました。

何故なんでしょう? 


そして、
必ず医者は言います。

原疾患が悪化しましたと。
(離脱症状とは言わない)

さて、
新しく飲むようになった
抗うつ剤レクサプロ、
これもSSRIですね。

とにかく、
一日中吐き気がして寝込むようになりました。

ジェイゾロフトを一気辞めしたからでしょうか?

酷い頭痛に襲われました。
常に頭の中がキーンと鳴ってる感じでした。

結局、
レクサプロは吐き気と
起き上がれなくなるのとで飲めなくなり、
またジェイゾロフトに戻すことになりました。


この頃、
主治医のパソコンをチラッと見たら
私の診断名は

ウツ中程度。
境界性パーソナリティ障害


となってました。


今の私はいろいろな本を読み、
ネットでも調べたり、
医学論文も読んで、

中程度、軽症のウツ病にはSSRIは効果がない!

日本ウツ病学会でもハッキリと
明言されてる事を知ってます。


当時は知りませんでした。

そしていまだに、
効果がないと分かってるSSRIを
ウツ病治療の第一選択肢としてる
精神科医が多い実情を知りました。

(SSRIは重症の鬱病患者の何割かに効果があるらしいです)

余談ですが、
抗うつ剤で便秘が酷くなり
毎晩下剤を飲んでました。

そして
私はいつ下痢を起こすかわからないような
状態になってました。

それだけでも、
外出するのが恐怖でした。

一度病院に行く途中で下痢になり、
急いでコンビニに車を止めてもらいました。
しかし
間に合わず、
コンビニの入り口で漏らしてしまいました。

もう人生終わったと思いました。

汚い話ですみません。

この後は、
結局SSRIのジェイゾロフト中心に
治療していくのですが、

もうどんどん酷いことになり、
アクチベーションシンドロームに
なっていきます。


日本の精神医療の現実。
向精神薬の作用機序。
製薬会社の疾病喧伝
など

調べて勉強して知識を得た今、
自分に起こったこと全てが、
筋道立ててよくわかります。


無知は罪 
という言葉がありますが
私は本当に無知でした。

後悔してます。

でも、
そんなことに知識のある一般患者なんて、
どれだけいるのでしょうか?

私は、
他の医療と同じく、
精神医療も精神科医も信じてました。

主治医のいう通り治療すれば、
良くなると思ってました。

でも、
現実はどんどん悪くなっていきました。

#うつ病 #うつ病克服#双極性障害
#精神科
#減薬断薬
#向精神薬
#精神科卒業
#エッセイ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?