「コミュニケーションが苦手なあなたへ」~HSPが考える、コミュ障のためのがんばらない処方箋 day14~
こんにちは!
ほいみん です。
本日で14回目の更新となりました。
目を通していただいている皆様、どうもありがとうございます!
前回、前々回と2回にわたり…
コミュニケーションのスタイルが異なる人をお手本にしたよ~
自分のアピールばかりにフォーカスしたよ~
全然うまくいかなかったよ~
(当たり前ですが…)
そこで…
まずは相手の話を聞くようにしたよ~
そしたら相手が自然と喋ってくれるようになったよ~
いまでも、相手の話をまず「聞く」ことを大切にしてるよ~
というお話をさせて頂きました。
みなさんは決してマネをしてはいけません(笑)
ほいみんが失敗した例を反面教師にして、
ご自分のスタイルに合ったコミュニケーションの取り方を、
ぜひ、探してみてください。
それはさておき…
本日のお話に参りましょう。
ぼくは高校時代、野球をやっていたことがあります。
ポジションはへたっぴセンター。
応援要員としてチームに加わっていました(笑)
高校から始めたぼくは、まったくの素人でした。
当然、右も左もわかりません。
そんな初心者は、まず基本を身につけることから始まります。
野球の基本と言えば…
そう、キャッチボールですね。
ボールを動かして点を入れたり防いだりするゲームですから、
まずは相手に正確に届かせることができなくてはいけません。
キャッチボールの基本について、ぼくは次のように教わりました。
・ボールは胸の前で受けろ
・ボールを受けたら、相手にすぐに返せ
・相手の胸をめがけて、思い切り投げろ
そう、わかりやすく言うと、
・自分が取りやすい位置で受けること
・相手が取りやすい位置に投げること
・テンポよく受けて、返すこと
以上3つが、キャッチボールの基本なんですね。
これって、何かに似ていると思いませんか?
まるで会話と同じですよね。
会話はキャッチボールに例えられることが多いですが、
それはこういった理由からなんですね。
つまり…
ヘンなところに投げると相手は困るし…
ヘンなところに投げられると自分が困るし…
どっちかがずっとボールを持ったままだと、
キャッチボールは進まないし…
ということになりかねません。
何かの拍子に会話がとんでもない方向に進み、
本題から話がそれてしまった、などといった経験はありませんか?
あれは相手(もしくは自分)が予想していない位置に
お互いがボールを投げることから始まるのです。
もしくは、
相手(もしくは自分)が一方的に喋ってばかりでいっこうに会話が弾まない、
と相手(もしくは自分)が感じる場面に遭遇したことも
あるのではないでしょうか。
これは相手(もしくは自分)がボールを持ちすぎて、
キャッチボールがなかなか進まない例ですよね。
そうならないよう、
相手の取りやすい(予測しやすい)位置にテンポよく返すということを
意識することから始めてみませんか。
まずはそれだけで十分です。
ところで…
大勢の前だと緊張して全然しゃべれなくなったり、
ふだんのパフォーマンスが発揮できなくなったり、
という話を耳にしたことはありませんか。
ぼくもかつてはひどいあがり症でした。
本番前はトイレラッシュ(笑)
おまけに緊張のしすぎで、
ふだんの実力を出すことがなかなか出来ませんでした。
そんなほいみんでしたが、
営業を経験し、
その経験を後輩に伝えるべく教育業界に入ったのですから、
世の中はわからないものです(笑)
「経験を後輩に伝える」というのは、
「大勢の学生の前でしゃべる」ということ。
マンツーマンでコミュニケーションを取ることには慣れていましたが、
大勢の前でプレゼンするという経験はほとんどありませんでした。
そうはいっても、こちらは営業で場数を踏んでいるから、
まぁ、なんとかなるだろう。
ぼくは、たかをくくっていたのです。
ところが、そう甘くはありませんでした。
相手が社会人から学生に一気に変わったのです。
ビジネスマナーを心得ている社会人であれば
ぼくの話をひととおり聞いてくれますが、
なにしろ相手は高校を卒業した遊び盛りの学生ばかり。
こちらの言うことをなかなか聞いてくれないんですね。
とはいえ、仕事ですから授業は進めなくてはいけない。
なんとかクラス全員に話を聞かせる方法はないものか。
外部講師を呼んだり、動画を使ったり、
試行錯誤をくりかえしていました。
そうして数年が経ったころでしょうか。
あるとき、ぼくはハッと気づきました。
自分の実力では、全員に話を聞かせるのはムリだ!
でも、話を聞かない学生がいる一方で、
真面目に聞いてくれている学生もいる。
なら、その子たちにフォーカスして話をしよう!
やり方を変えることにしたのです。
もちろん、騒いでいる学生に注意しないわけにはいきません。
まずはおとなしくするよう伝える。
そのうえで、自分の話をふだんから聞いてくれる学生に集中して
話をするように変えたのです。
すると不思議なことに、うしろでガヤガヤしゃべっていた学生も
(驚いたことに)いつのまにか耳を傾けてくれていました。
熱量の問題なのかもしれません。
みんなに向かって話を伝えようとしても、相手には刺さらない。
けれど、どうしてもこの人に伝えたい!
という思いやエネルギーが強ければ強いほど、
そうした熱量が周りに自然と伝わっていくんだと思います。
うれしかったですね~
とはいえ、集中して聞くのに疲れてくると、
やはり一部の学生はおしゃべりに戻ってしまいましたが…(笑)
でも、コミュニケーションの基本はやはり1対1なのです。
実際にキャッチボールをやりながら、
(相手にボールを投げながら)「よう!」
(自分がボールを受けながら)「なに?」
(相手にボールを投げながら)「元気か?」
(自分がボールを受けながら)「お前、どうよ?」
~~~以下略
なんて会話をしてみるのも面白いんじゃないかと、
ほいみん的には思います。
相手は一人しかいないから、エネルギーも集中するでしょうし、
いい感じの会話のリズムが掴めるのではないでしょうか。
それでは本日はここまで。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!
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