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活躍する地域経営者から学ぶ2の2:起業し成功しているタイ料理屋さん「ムーム」創業後の喜びとは

3 lines summary
(1)異色の掛け合せで新たな価値
(2)お客様が喜んでくれる喜び
(3)一生懸命やってダメならイイ

地域の中小企業診断士専門家チーム【ティフ研】の活動紹介ログです。

栃木県中小企業診断士会ティフ研(企業内診断士研究会)の活動テー マ「#ティフ研テーマ5識者事例研究」の一環として、本稿では独立して活躍する地域有識者からの学びの要点をお伝えします。今回2回目の地域経営者との座談会の機会を頂きました。

前回に続き、起業し成功しているタイ料理屋さん「MooM ムーム」代表神野様と有意義な対話をさせて頂いたログの続きです。以下3つの印象的なお話をご紹介します。

★8/3-8東武宇都宮での直近イベント情報有★

★当日の座談会風景はこちら★

MooM ムームさんの情報はこちら
MooM ムーム ガパオ×パエリア...バル
https://www.moomutsunomiya.com/

★前回はこちら★

(1)異色の掛け合せで新たな価値

【毎日食べたいタイ料理】を目指し、日本人料理人ならではの嗜好も加えた工夫をしている。例えばパクチーが苦手な人が多いが、その独特な風味が少ない国産自家製パクチーを使用し、食べやすいと評価頂いている。

タイ料理だけでなくパエリアを置いている。その理由はタイ料理=エスニックが苦手な方もおり、過去米騒動でタイ米に苦手意識を持つ層もいる。米文化の日本人に食べやすく珍しい米料理をと、修業時代の地中海料理経験で学んだパエリアで、勝負しようとのアイディアが生まれた。ガパオライスとパエリアは文字をお店のロゴに加え認知してもらおうと思った看板メニューである。

店舗休業日に別のタイ料理店を訪れ新たな味を求める研究も欠かさない。日本人ならではの良さも探究しつつタイ料理本来の味付けや地ビールも揃え、日本に寄せすぎないギリギリの線を日々探求している。

大変ですねと言われるが、タイ料理が好きでやっていることなので大変と思わずやっている。他店舗のライバルも意識しながらやっていて励みになる。

★小職も訪問時に楽しんだ看板メニューの1つのパエリア★

(2)お客様が喜んでくれる喜び

創業してよかったと思うことは、やはりお客様が喜んでくれることである。独立前のスタッフの立場と独立した事業者の立場だと喜びの度合いが違う。

タイ料理を発見して頂いたこともうれしい。大人数のお客様もうれしいが、1人でふらっと立ち寄ってくれるお客様もうれしい。帰り際に料理を楽しんで喜んで帰っていくお客様を見送るのがすごく喜びである。

その反面、少しのことでも気になる。いつもの味が変わってなってないか、今でも悩む。お客様の来店間隔が空いていると辛いと思うようになる。そのために日々研究したり新規開拓したり、これらは辛いけど楽しい。

★本場調味料や他店舗メニューなど日々研究を重ねる★

(3)一生懸命やってダメならイイ

創業スクールで独立を目指しているときに中小企業診断士の先生にこれで本当にいけるのかと言われた。後から聞くと、これ以上悩まずにやってしまいなさいとのエールだったらしい。不安もあったが独立を決めた。独立して4年、お客様に支えられて今の自分がある。

創業当時も今も試行錯誤で続けている。自分も一生懸命やってみて、その結果ダメであったら、それはそれでイイと思う。創業を志す方は、一生懸命やってみる、ことは大事にしてほしいと思う。自分もチャレンジもしたい。

苦境で始めたテイクアウト販売ではあるが店舗商圏外の新たなエリアでも購入いただける嬉しさ、ロゴで認知してもらえる嬉しさなども実感した。人を雇って種類や販路を増やすとか、まだまだやってみたいことがある。

★代表のこだわりの店舗のシンボルマークロゴ★

以上/ありがとうございました。


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