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活躍する独立診断士から学ぶ3の3:独立への針路助言

3 lines summary
(1)針路1:ストック型かフロー型か
(2)針路2:プロ型
​(3)針路3:ファーム型

前稿に続き、独立診断士の須田先生をお招きした座談会でのポイントをお伝えします。本稿では、座談会の中で先生から座談会参加者に送っていただいた貴重な独立への針路助言のお話をご紹介します。

★前回はこちら★
活躍する独立診断士から学ぶ3の2:なぜストック型でなくフロー型か
https://note.com/marosan/n/n719724c49655

(1)針路1:ストック型かフロー型か

ストック型かフロー型か、いずれもここまで取り上げたケースである。数を増やしていくことは至難だが顧問契約を獲得していくストック型か、診断士由来の公的な業務を中心に数を多くこなしていくことで回るフロー型か、いずれも先を見据えながら少しでも幅広で間口を広げ、成果を示して口コミを獲得することが望ましい。

(2)針路2:プロ型

次に、プロ型と称し、高度で専門の知識を持ってピンポイントの仕事の受託を目指すケースである。自身も小売分野を手掛けたいと思ったが難しかった経験から、生半可な知識では難しいというのが率直な感覚である。分野毎に専門業者がいるため、個人が専門業者と競うことも難しく、少なくとも中小企業診断士以外の看板が必要と考える。また、地域のみで仕事をすることは限りがあり広域で仕事をすることを前提に考え、場合によってはチームを組むことも考えられる。専門はピンポイントでハマることは難しいため、尖ってやる覚悟をしっかりと持ち、地域か広域か/個人かチームか、の決断も考慮しておくことが望ましい。

(3)針路3:ファーム型

最後に、ファーム型と称し、自身が新たな事業を起こして構えるケースである。上記に示してきた型と比べて夢が広がってよいが、独自の企画や稼ぐ仕組みが求められる。また、自身単独での運営は難しいため新たに人を雇用するなど組織を作りあげる観点も必要となる。さらには、診断士由来の業務に取り組む余力もなくなる。したがって、夢を追い求める強い思いと、それを実現する行動力、それを支える下地、それぞれをしっかりと持っておくことが望ましい。

以上。

★前回の伊藤先生の連載はこちら★
活躍する独立診断士から学ぶその1:独立の3つのきっかけとは
https://note.com/marosan/n/n2b392154b22b
★前回の小高先生の連載はこちら★
活躍する独立診断士から学ぶ2の1:独立の3つのきっかけとは
https://note.com/marosan/n/n6fef3bb15e94
★こちらもよろしくお願いします★
診断士技術士二刀流への道
https://note.com/marosan/m/m8c6743acedee

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