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トキメキを思い出す雪の日


東京都心も雪が積もり、今朝は少し早起きをしてどんな雪景色だろう?と窓を覗いたら、溶けてしまっていて寂しくなった


童心というか、子供の頃って色々な事に" トキメキ "を感じていたのを、雪を見て思い出した


雪が降ると、まずは学校が休みになる事を願ってワクワクした
そして雪遊びをして遊んで、手は霜焼けをして痛いはずなのに
忘れるように外で遊んだ。

今はリモートワークという選択肢のおかげで通勤が困難でも仕事ができてしまう、有難迷惑。体が冷えると足腰が痛くなり、風邪を引いたり怪我をすると困るので、なるべく家に籠る。

子供の頃の無邪気さを、取り戻したいと思う


他にも、雨の日は特別なように感じた。長靴はお気に入りの靴で晴れの日でも履いていたんだけれど、雨が降れば堂々と履ける喜びと、傘もお気に入りだったので、私にとって雨は最高の喜びだった時期がある。

今も、おしゃれな長靴や傘は売っているけど、わざわざ高いお金を出して買うより、防水スプレーをかけたスニーカーとコンビニで600円(これも少し高いと思う)払って買ったビニール傘で事足りる。


子供の頃は、何が食べたいか?を考えて夜ご飯を楽しみに待っていた時間がある。「絶対にこれが食べたい」という日はリクエストをしたり、ある日は残り物を食べる日があったり。

カレーに" トキメキ "を感じるのは子供の頃の思い出だと思う

私の通っていた小学校は月に1度「カレーライスの日」というイベントがあって世界各国のカレーを食べられた。皆んな大好きカレーライス、給食の内容で勉強の姿勢まで変わった。皆んなの「おはよう!」がワントーン、明るかった。

カレーというのは、時に「厄介者」にもなる。母もカレーが好きなんだけれど、夜にカレーライスが出たら次の日の朝はカレーだ。なんなら、夜はカレードリアかカレーうどん。

ある日、学校の「カレーライスの日」と我が家のカレールーティーンが重なってしまった時があった。夜、朝、と続いた後のカレーライスの日。


それでも、皆んなでワイワイ「おいしいね」と食べるカレーライスは一味も二味も美味しく感じるんだよね。カレーライスのパワーなのか、皆んなの嬉しい美味しいの共鳴のパワーなのか?


今はカレーは簡単に作れて日持ちする「最高の一品」であり美味しいので便利だとしか思っていなかった。スープカレーやスパイスカレーといった新しいカレーを手頃に食べられるようになってから、また私はカレーパワーに圧倒された。ワクワクするのはあの時の思い出なんだろうな。


他にも、誕生日やクリスマスやお正月などのイベントも歳を重ねるごとに気持ちの薄れを感じる。

子供の頃は待ち遠しくて、あと何回寝たらと指折り数えてその日を楽しみにしていた。それも込みで「イベント」だった。

誕生日も「プレゼント」はもちろん嬉しいのだけど、何より嬉しいのは"大人になれる"という事だった。私は将来の夢を聞かれた時、「高校生になる事」と答えたことがある程に憧れを持っていた。だから、早く歳をとって大人というものになりたかったんだよね。


18歳になると、10時までの働く時間の制限や補導の心配もなくなるので嬉しかったし、20歳になればお酒とタバコが買える。そこまでは私の"トキメキ"はあったかもしれないが、そこからは、まだ22歳だけど、あまりトキメキを感じない。

わざやざ友人が誕生日当日にディズニーに連れて行ってくれた
そんな事をしてくれるとは思ってもいなくって(要はサプライズだった)当日、自分の為に出掛ける準備をして「おめでとう」と周りに言われた時、主人公になったような気分に久しくなれた。これも悪くないなと思った。誕生日を、素敵な日にしてくれた友人に感謝しかない。


これだから、ディズニーはすごい。という話になる。

いつまでも、どの世代でも童心に帰れる場所。どの作品も愛に溢れている。それぞれに思い出が詰まっているんじゃないかな

テーマパークが好き嫌いの相性があるのは仕方のない事。だけど苦手なテーマパークも、大人になり子供ができて一緒に行く事になったらディズニーが好きになった、という話をこの前美容師さんから聞いた。

なるほど、子を持って親という視点でも楽しめるのか。圧倒的"トキメキ"パワーだ。

レジの人、飲食店の人、乗り物の安全確認の人。働いて下さっているのは重々承知の上で、ある意味「働いている」と感じさせないのはなぜだろう?働いていれば、嫌な思いをしたり蓄積した疲労を感じるのは当然の事。少しため息くらいついてもいいのでは?あれだけの笑顔と丁寧な接客サービス、おまけに「誕生日おめでとうございます」と言ってくれてレシートには「happy birth day 0円」と記載されている。無邪気にイェーイ!と言いたかったのだが、感謝の思いでしっかり頭を下げてしまった。

子供の頃は、そんな働く感覚も知らなければ誰が作ったものなのかも知らない。ただそこに在るだけだから、また違う楽しみ方ができた。あの頃に戻っても楽しいけど、今大人になったからこその「トキメキ」もあるんだと実感する。


昨日降った雪を、愛犬を連れて屋上まで見に行った。雪が積もった景色に久しぶりにトキメキを感じた。犬が嬉しそうに遊ぶ様子を、私は夢中で撮影した。気付いたら長いこと外に出ていたので中に帰ろうとした時、裸足だった事に衝撃を受けた。


冷たさや霜焼けの痛みを忘れてしまうくらい、愛犬の嬉しそうな姿に夢中だったのだ!

すごい、まだまだトキメキは溢れているんだろう、忘れてしまったり理由を付けて選択肢を持っていないだけなんだろう。トキメキを感じられる大人でいたいなと思った雪の日だった。



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