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オンライン授業で求められること

先月、オンライン授業を2週間行いました。

結果、大変ありがたいことに日本各地や海外からもご参加いただきました。
これは本当に嬉しかった。そして同時に、「オンラインで最高のモノを提供するにはどうしたらいいのだろう」と頭グルグルの2週間でした。

結論、オンラインでも充分可能性がある!

今まで、リアルの場では何度も子供たちと関わってきました。しかしオンラインの本格的なクラス授業は初でした。実際にやってみて思ったのは、充分可能性があるぞということ。むしろメリット多いんじゃないか?備忘録的に書いておこうと思います。

今回はzoomを使って行いました。画面共有機能とバーチャル背景機能が良かったのと、PCであればアカウント登録やアプリダウンロードをしなくても参加できることが決め手でした。

みんなの表情がよくわかる

まず良かったのは、クラスのみんなの顔が一度に見えること。リアルのクラスだと、席の場所によって顔が見えづらいので、クラス全体を見渡しながら進めますが、オンラインだとそれが一目でわかる。「ちょっとよくわからないな」とか「どういうことなんだろう」といった微妙な顔の反応を拾うことが容易にできるんですね。その場その場で素早く反応することができるのは、いい点でした。

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鮮明な板書を見せられた

iPadで授業をしたのですが、画面共有をしながらなので、疑問や質問が出た時、速やかに書き込むことができました。ホワイトボードをカメラで写すよりも鮮明に大きく、生徒の画面に映るし、資料に直接書き込むことで理解のしやすさにもつながったように感じます。

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挙手をするクセがついた

はじめは、全員ミュート機能を使わずにやっていたのですが、時々ワンチャンの声とか、外の音を拾ってしまっていたので、最後の方はミュート機能を使ってみよう!とみんなに協力してもらいました。すると、発言者は手をあげて発言の意思を表す必要があるのですが、あっという間に慣れて、どんどん手が上がるようになりました。

オンラインでも立ってやると満足度が上がる

僕は普段授業をするときは教室全体を歩いたり、ジェスチャーが大きいのですが、オンラインではどうしようか考えました。
結果、棚にiPadを置いて、高い位置に固定し、立ってやることに落ち着きました。すると、子供たちの注目も座ってやった時にも増したのと、僕自身いつもの通りできたのでよりリアルに近いものになりました。普段立ってやっている方はやはり立ってやったほうが力が出ますね。

グリーンスクリーンの活用

せっかくバーチャル背景があるのだから、グリーンスクリーンを使いたいなと思っていました。そうは言っても、結構値段が張るし…。と思っていたら、手芸屋さんで340円で「2m×1.2mの緑の生地」を発見!百円ショップで金具を買って、天井から吊るしました。賃貸の方は突っ張り棒か何かあればいけると思います。とにかく、自分の後ろだけ緑だったらいいのです。
バーチャル背景がどこまで演出として使えるかはまだ試行錯誤段階ですが、大いに可能性を感じています。きっと面白い仕掛けを作れるはず。

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少人数がいいけど、大人数でも可能性はある

以前、多数の方が参加するオンライン勉強会に参加したのですが、その時感じたのは「聴衆感」でした。参加している感じはあまりありませんでした。今回、たくさん発言して欲しかったので、10人以下の少人数にすることにしました。
すると、授業の流れをある程度維持しつつそれぞれの発言を受け止め、反応してあげることができました。これは発見でした。少人数だったら、オンラインでも手厚い教育ができる(学校の場合、コメントを活用して、そのコメントを教師が拾うことで参加してる感が得られるかなと思っています)。

満足度100%に

大変ありがたいことで、終了後のアンケートでは「満足度100%」に。
もう嬉しかったですし、同時に、オンラインでもおもしろい、楽しい授業ができるのがわかりました。
これから、もっと整備して、もっといいものにして続けていきたいと思っています。


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