嗜好の見直し~睡眠~

●睡眠

心身の健康に休養は欠かせないが、その中で特に重要なのが睡眠。


良質な睡眠をとることで心身の疲労回復をさせている。


睡眠には、記憶の定着や免疫機能の強化といった大切な働きがある。


しかし、忙しい日常生活の中では慢性的な寝不足に陥ることがあり、寝不足などによる睡眠の質の低下は肥満につながる。


これは、十分な食事をとっていても睡眠時間が短いと食欲に関わるホルモンの影響で脳がエネルギー不足と勘違いして食べ過ぎてしまうため。


肥満は、高血圧(症)、脂質異常(症)、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす。


●睡眠を妨げる生活習慣

◆起床時刻、就寝時刻が不規則である。

◆就寝前に明る過ぎる部屋で過ごす。

◆就寝前にゲームをしたりパソコンを操作したりする。

◆夕食後から就寝までの時間が2時間未満である。

◆コーヒーなどカフェインを含む飲み物やお酒を多量に飲む。

◆夜更かしをする(体内時計*がずれる)。

*覚醒と睡眠のタイミングをつかさどるもの。起床直後の太陽光により体内時計の日周リズムのズレが補正される。


●心地よい睡眠のための工夫

睡眠時間は短過ぎても長すぎても、死亡率が上がる‼


成人が最も長生きできる睡眠時間は、6.5~

7.4時間である。

適正な睡眠時間を取るためには、体内時計を整えることが大切。

●毎日同じ時刻に起き、部屋の中に自然の光を取り込む。

●晴れた日は朝に太陽の光を浴びるようにする。

●コーヒー、紅茶、緑茶などカフェインを多く含む食品は午後に摂取しないほうが眠りにつきやすい。

●就寝の2時間前くらいにぬるめのお湯に15~30分間身体がポカポカ温まる程度に浸かり、そのポカポカが引いてきた頃に布団に入る。

●入浴で一時的に体温を上げ、自然に体温が下がるのを利用して就寝すると快眠につながる。


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