【第1回】フィルムライカで夢見る星
カメラを嗜む者なら一度は撮影してみたいのではないだろうか。
天の川。
それをフィルムカメラのライカM3(ライカ先生)で試みた挑戦記である。
今も試行錯誤中だが、その一部を共有できれば、と考えている。
この試みで撮影した写真はいずれ展示などで発表したいと考えている。
記念すべき第1回目は星撮りについてをしたためていく。
フィルムカメラとは関係のないトピックだが、気軽に読んでいただけると幸いである。
星撮影はむずかしい?
星を写すということ自体はそこまで難しくない。
デジタルカメラなら何度でも撮影のやり直しができるので調整をしながら撮影できれば問題ない。
撮影以外がむずかしい。
天気予報と月齢
星が見れる日は一年にどれくらい存在しているのか。
新月の日が一年に何回あるのか。約12回
この二つが重なる日は一年に何度あるのか。
→正確には新月期に晴れなら撮影自体に問題がないことは多い。
場所の選定
暗いと思っていた場所でもいざいってみると人や車の出入りが多かったりすることも。
目当ての天体が山で隠れることもある。
アクセス・車の運転
暗くて道幅が狭いことが多い。
最悪の場合、対向車や行き止まりにぶつかることも。
到着してもスポットまで暗い中歩く必要がある。
良いコンディションで現地にさえ行けたらあとはこちらものもの。
機材の展開を行い、撮影をするだけだ。
星撮影のパターン
撮影は星をどのように撮影したいかで露出の時間や設営の手順が変わってくる。
星を撮影する場合は3つのタイプに分けられる。
星景 星と景色を同時に撮影
日周期 いわゆる星グル
天体 望遠鏡・赤道儀が必要
今回は星景をメインに話を進める。
星撮影、赤道儀なしの場合
①三脚の設営
②カメラの設置・調整
③撮影スタート
これだけで星撮影を開始できる。
星撮影、赤道儀がある場合。
①機材の設営
三脚を広げる。
地面に対して水平をしっかりとる。
ここで水平が甘いと赤道儀の追尾が甘くなる。
②赤道儀を設置する。
極軸望遠鏡で北極星を探す。
スイッチを入れて慣らし運転を行う。
③カメラを取り付ける。
目当ての天体を探す。
ピントを合わせる。
SSを長めにしてテストショット
④結果を確認
ピントが合っているかを確認
星が流れていないかを確認
どちらかが合っていなければ改めて調整する。
ピントと追尾に問題がなければ撮影スタート。
撮影する枚数は状況により変わるが、写真のノイズは√Nで向上する。
なので、4枚スタックすれば元の画像の2倍程度ノイズが改善される。
9枚なら3倍、16枚なら4倍という感じだ。
総露出時間で露出を稼ぐか、短時間露出で大量に撮影しノイズを軽減するか
この辺りは人それぞれ。
さいごに
フィルムカメラで撮影する場合、これを行えばいいだけである
そう思えば、簡単に感じないだろうか。
というわけでフィルムカメラの【ライカM3】での撮影挑戦記をこれから綴っていくので興味があればフォローをして続報を待っていただきたい。
そして、ゆくゆくはその成果を会場まで見にきていただければ幸いである。
会についても詳細が分かり次第情報を上げていくのでフォローをお願いしたい。
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