アラフィフ・アラ還ウーマンたちに撃って殴って蹴ってぶっ刺すことをやらせるのがアンビリーバボーな『ガンパウダー・ミルクシェイク』
【個人的な評価】
2022年日本公開映画で面白かった順位:38/56
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
映像:★★★★☆
音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★☆☆
【ジャンル】
アクション
コメディ
【原作・過去作、元になった出来事】
なし
【あらすじ】
ネオンきらめくクライム・シティ。サム(カレン・ギラン)はこの街の暗殺組織に属する腕利きの殺し屋。だがある夜、ターゲットの娘エミリー(クロエ・コールマン)を匿ったことで組織を追われ、命を狙われるハメに。
殺到する刺客たちを蹴散らし、夜の街を駆け抜ける2人は、かつて殺し屋だった3人の女たちが仕切る図書館に飛び込んだ。図書館秘蔵のジェーン・オースティン、ヴァージニア・ウルフの名を冠した銃火器の数々を手に、女たちの壮烈な反撃が今始まる!
【感想】
女性たちが大暴れするっていうスカッとする系の映画ですね。最近のハリウッド映画のひとつの流行りなんじゃないかって思うんですけど、今まで男性がメインでやっていたような設定を女性に置き換えるっていうの、多いですよね。ついこの前も『355』っていう女性エージェントが敵をボッコボコにする映画がありましたけども。
<年齢なんて気にしない!人は何歳からでも暴れられる!>
常々思いますけどね、ハリウッドのすごいところは、年齢関係なくバンバンアクションやらせるんですよね。今作だって、主人公を演じたのはカレン・ギランですが、それ以上に50代60代になる女優さんがアクションに身を投じている姿の方が印象的でした。もちろん、スタントダブルはいるんですが、それでもベテランの彼女たちに普通やらせるか?って。日本だったらまずないですよ、多分。本人たちもよくオファーを受けるなって感じですけど、その年齢を感じさせないバイタリティの強さは、ある意味憧れます。まあ、正直そのベテラン女優さんたちが大暴れするところぐらいしか見どころがないってのも事実なんですけどね(笑)
<タイトル通り、いろんな要素のシェイク>
印象的な部分としては、多分監督は日本文化が好きなんだろうなってところですね。サムが着ているTシャツには「マシュマロ」って文字が、子役の子が着ていたTシャツには「北海道」って書いてあるんで。さらに、本の中に武器が隠されている設定だったり、最終決戦の舞台となる図書館のデザインだったり、日本の漫画やアニメに出てきそうで、とにかくいろんな要素がミックスされていました。監督の趣味が炸裂した潔い作風ってことで、僕は好感は持てました(好感持てたけど、それと面白さはまた別w)。
<そんなわけで>
正直、ストーリー自体がすごく面白いわけでもないですし、敵キャラの存在感も薄すぎではありますけど、女性たちが大暴れするって画を観たいならぜひって感じですね。
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