ハリウッド映画はこうでなくちゃ代表のような『バッドボーイズ フォー・ライフ』

鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:3/22
 興奮🤩:★★★★☆
スリル😱:★★★★☆
 笑い😂:★★★★☆

いやー、これやっぱりメチャクチャ面白いですわ。
何で今さら最新作?って思ってたんだけど、実際に観たらドハマリしますね。だって、激しい銃撃戦に、スリル満点のカーチェイス、下ネタに、笑い、僕が好きなもの全部入っているんだもの。面白くないわけない!

ちなみに、第一作目は1995年、第二作目は2003年に公開されています。


【どんな映画?】

マイアミ警察のマイク(ウィル・スミス)を始めとする政府要人が次々に襲われる事件が発生。真犯人を突き止めようと、マイクとマーカス(マーティン・ローレンス)たちが捜査を進めると、驚愕の真実が待っていたという話です。

【感想】

上記の通り、アクションに笑いにとまったく飽きずに観られるのがポイントです。ストーリー自体はシンプルだし、リッチで独身貴族のマイクと妻子持ちで保守的なマーカスという凸凹コンビは日本の刑事ドラマでも普通にありそう。でも、この映画の方が圧倒的に面白いのは、やっぱり目で魅せる"映像のド派手さ"と、"下ネタを使った下世話な笑い"があるからだと思います。エンタメに完全に振り切っているのが最高だなって思いました。これは言葉じゃ伝わらないと思うので、とりあえず観て!!と言うしかないのですが(笑)

あとは、黒人コンビっていうのもいいポイントかもしれません。差別的な意味合いはまったくないのですが、やはり人種によって合う合わないの役どころはあると思います。特に、黒人は陽気でコメディな印象もあるので、こういう映画にピッタリかなと思いました。とはいえ、過去の映画でそういう役どころが多かったがゆえに感じてしまう先入観的な部分もあるかもしれないので、本人たちが望んだ印象かどうかはわかりませんが。。。

また、この映画、過去2作はハリウッドの破壊王と呼ばれるマイケル・ベイが監督をしています。「車をかっこよく撮らせたら、彼の右に出るものはいない」とスティーヴン・スピルバーグに言わしめるほど、カーチェイスシーンはものすごく派手でかっこいいので、今回、監督が変わることにちょっと不安があったのですが、まったく問題ありませんでした!

そりゃ、マイケル・ベイ監督の方がカーチェイスシーンはかっこいいと思いますが、その分銃撃戦や笑いの方にも力を入れていて、総じて素晴らしい映画になっていたと思います。
笑いに関してはアメリカ人だからこそ爆笑できるっていうところもあるのか、僕が観た回は外人がいっぱいいて、彼らは始終笑いっぱなしでした(笑)

シリーズ1作目のときは、ウィル・スミスもマーティン・ローレンスも30代前半だったのに、今回は2人とも50歳過ぎ。時が経つのは早いものですね。

作中でも歳を重ねた2人は、仕事に対するスタンスに違いが出てきます。なるべくゆっくりしたいマーカスと、まだまだやれるぞというマイク。このスタンスの違いは、家庭があるかないかの差なのかなーなんてふと思いました。2人の仕事ぶりを見ていたら、命がいくつあっても足りないですからね。そりゃ家庭を持つ方はより安全に生きたいと思うのは当然でしょうが。

でも、年齢を感じさせない2人の若々しいノリとアクションは、そのまま映画全体の雰囲気においても、1995年の第一作のときから色あせることなく輝いていていいなと思いました。
過去作のリンク載せておくので、よかったら観てください。


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