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前半のネオ vs 100人のスミス、後半のハイウェイバトルが人智を超えすぎていた『マトリックス リローデッド』

【個人的な満足度】

「午前十時の映画祭12」で面白かった順位:3/12
  ストーリー:★★★★★
 キャラクター:★★★★★★★★★★
     映像:★×20
     音楽:★★★★★
映画館で観たい:★★★★★★★★★★

【作品情報】

   原題:The Matrix Reloaded
  製作年:2003年
  製作国:アメリカ
   配給:ワーナー・ブラザース映画
 上映時間:138分
 ジャンル:アクション、SF
元ネタなど:なし

【あらすじ】

預言者オラクル(グロリア・フォスター)と仮想空間で再会したネオ(キアヌ・リーヴス)。彼は、夢に見るトリニティー(キャリー=アン・モス)の死を回避するためには、ソースへ行く必要があると聞かされる。それには、暗号解析プログラムであるキー・メーカー(ランドール・ダク・キム)の協力が不可欠だったが、不正プログラム集団メロビンジアン(ランベール・ウィルソン)一味に幽閉されていた。

ネオたちはキー・メーカー救出のために、メロビンジアン一味のアジトに乗り込むがー。

【感想】

「午前十時の映画祭12」にて。2003年のアメリカ映画。『マトリックス』シリーズ第2作目。この映画、実はすごい記録の持ち主なんですよ。公開当時のアメリカでは、それまで『スパイダーマン』(2002)が持っていた公開初日の興行収入の新記録を樹立!さらにR指定映画の中では、公開3日間の成績は『デッドプール』(2015)に抜かれるまで歴代1位だったそうで!今となってはもう過去の出来事ですが、当時の大ヒットっぷりがうかがえますね!

【ネオとスミス100人の大乱闘がヤバい!】

もうね、前作を超えるアクションに大興奮の作品ですよ!特に目玉となるシーンが2つありまして。ひとつ目は、前半のネオ vs 100人のエージェント・スミス(ヒューゴ・ウィーヴィング)のシーンですね。オラクルとの話を終えたところで、ネオの前に立ちはだかるスミス。前作で倒されたかと思いきや、まだ生きていたんですね(まあプログラムなんで死ぬって概念はないんですが)。しかも、前作よりアップデートされたようで、増殖能力まで備えてるんですよ。だから、ネオとの戦いの最中にも増える増える。最初は数人ぐらいだったのが、最終的には100人に膨れ上がってますからね。そんなん勝てるわけないじゃんって普通なら思うんですけど、彼らをフルボッコにいていくネオの強さ!途中から棒術を駆使して戦うネオの姿はメチャクチャかっこよかったです!まあ、結局キリがなくなって空飛んで逃げるんですんけどね。もやは空飛べるって何だよって(笑)

【ハイウェイのカーチェイスバトルがヤバい!】

ふたつ目は、後半のハイウェイバトルですね。メロビンジアン一味およびエージェントたちから逃げるトリニティーとモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)とキー・メーカー。車にバイクにトラックにと、様々な車種を駆使して行われるハイスピードバトルは迫力ありすぎでした。途中からトリニティーは逆走するし、モーフィアスはトラックの荷台でガチンコバトルを繰り広げるし、よく実写でこんなもん撮れるよなと圧倒されます。バイクで逃げたり、トラックに追いかけられたりっていうのは、『ターミネーター2』(1991)を彷彿とさせるから好きです。また、ハイウェイでのド派手バトルと言えば、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(2011)もすごかったですが、あれに影響与えたんじゃないかなって感じがします。

【ストーリーはやや難しめ】

映像のド派手さやキャラクターのかっこよさが目立つ一方で、ストーリーはやや難解な印象でしたね。ネオは救世主じゃなくて、実はプログラムで。その目的は、不安定になったマトリックスの世界をリロード(再構築)して、新しいマトリックスを作ることなんですね。しかも、今回のネオは6人目らしく。つまり、前任者5人が同じように過去5回もマトリックスをリロードしてきたってことです。リロードした後、マトリックスから13人の男女を選び、ザイオンも作り直すそうですね。なんのこっちゃって(笑)今でこそいろんな解説サイトがあるので、それを見て僕もようやく理解できていますが、公開当時はまるで意味がわからなかったですから(笑)

<そんなわけで>

ストーリーは一気にわかりづらくはなりますけど、アクションだけはべらぼうにかっこいいので、それだけで観る価値はあると思います!あと、僕はモニカ・ベルッチも推したいです!相変わらず美しい!!


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