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マーベル役者が織り成す下ネタ全開のアクションコメディ『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』

【個人的な評価】

2022年日本公開映画で面白かった順位:35/62
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★★☆
      映像:★★★★☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★☆☆

【ジャンル】

アクション
コメディ

【元になった出来事や原作・過去作など】

・映画
 『ヒットマンズ・ボディガード』(2017)

【あらすじ】

超一流のボディガード、マイケル・ブライス(ライアン・レイノルズ)も今や落ち目。宿敵の殺し屋ダリウス(サミュエル・L・ジャクソン)に保護対象者を殺害されたトラウマで神経症に陥り、ライセンスを剥奪され、休暇で訪れたバカンス先にも災難は待ち受けていた。

ダリウスの妻で詐欺師のソニア(サルマ・ハエック)に拉致されたマイケルは、マフィアに捕まったダリウスを救出するというミッションを強いられる。クレイジーな彼女に振り回されながらも、救出に成功するが、殺したマフィアの中にインターポールへの情報提供者も混じっていたことで、代わりに捜査に協力するハメになる。

最先鋭装置を使ってEUへのサイバーテロを企てるギリシャの大富豪アリストテレス(アントニオ・バンデラス)から、装置の奪取に成功するマイケルたちだったが、敵の包囲網は彼らを苦しめていく。

新婚旅行気分のダリウスとソニアに対して、マイケルは心も体もボロボロになり、伝説のボディガードである父を頼る。しかし、魔の手はすぐそこに迫っていた。

3人は世界を救うことができるのか?そして、ひたすら打ちのめされ、神経をすり減らすマイケルの運命は!?

【感想】

アメリカ人が好きそうな笑いを散りばめたアクションコメディでした。とにかくノリで観れる気軽さがウリですね。前作は日本での劇場公開なしでネトフリのみの配信なんですけど、前作は観ても観なくてもこれ単体で楽しめると思います。

<"俺ちゃん"映画を彷彿とさせる作り>

先にも書いた通り、アメリカ人が好きそうな笑いが多いです。つまり、いろいろ直接的なんですよね。下ネタや流血シーンが多くて。しかも、主演がライアン・レイノルズじゃないですか。だから『デッドプール』シリーズをちょっと思い出しちゃいます(笑)あと、『レッド・ノーティス』(2021)にも近いものがあるかも。いずれにせよ、キャラ同士の掛け合いに笑い、激しいカーチェイスや銃撃戦に興奮しと、テンポよく進むから観やすいのがウリですね。

ただ、正直ストーリー性は薄いです(笑)シンプルっちゃシンプルでいいんですけど、この映画はストーリーよりも、個性が強い登場人物たちによる下ネタ全開の会話とド派手なアクションでもってるようなものなので、笑いのツボがわからなかったり、アクションに興味がないと、刺さりづらいかもしれません。

<マーベル好きにはたまらない出演陣>

この映画を語る上で外せないのが、何と言っても豪華なキャストたちです。主人公のライアン・レイノルズの他にも、サミュエル・L・ジャクソンやサルマ・ハエック、フランク・グリロなど、MCU作品で絶大な存在感を放った役者たちがメインに添えられているのは、マーベルファンとしてはうれしい限り。また、大ベテランのモーガン・フリーマンも出ているので、かなりギャラが高かったんじゃないかと予想(笑)

特に、MCUにおいてみんなをまとめるリーダー格だったニック・フューリーを演じたサミュエル・L・ジャクソンと、『エターナルズ』(2021)でクールで知的なエイジャックを演じたサルマ・ハエックは、キャラが違いすぎて笑いますね。2人ともけっこういい歳なんですよ。にも関わらず、下ネタ全開、ファック全開である意味衝撃です。ハリウッド映画って、年齢にとらわれず本能むき出しになるところが好きです。サルマ・ハエックも乳アピールすごいですからね。邦画じゃ絶対拝めない文化(笑)

ちなみに、今回敵役を演じたアントニオ・バンデラスとサルマ・ハエックって、『デスペラード』(1995)でも共演してるんですよね。いやー、懐かしい。

<そんなわけで>

ザ・ハリウッド的なノリがとても心地よい映画です。何も考えずにテンポよく進む映画を観たいならオススメ。ちなみに、個人的には前作の方が好きです(笑)


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