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【使い方】卒論代行GPTを作ったので公開します【簡単】

⚠️注意⚠️
卒論代行GPTで作った卒論をそのまま大学に提出することはしないでください。卒論代行GPTがするのはお手伝いです。あくまでも、ご自身の学びを深める目的でAIを活用してください。

自己紹介

マルメロアカデミー HUMU2開発チームです。

マルメロアカデミーは、「AIで学びを深化する」ことを目的に活動するスタートアップです。オフィスは東京上野にあります。現在の所属メンバーは合計4人で、基本はリモートですがたまに上野に集まったりなど、ワイワイ楽しくやっています。

具体的な活動としては、文系大学生がレポート課題を解くのを助けるAIプロダクトとして「HUMU2(ふむふむ)」を2023年6月にリリースしました。これはChatGPTのAPIを公式LINEのMessaging APIにつなげただけの簡易的なサービスです。HUMU2の方からレポートを作るために必要な質問を聞いてくれる仕様になっているので、ChatGPTのプロンプトを作るのに慣れていない人でも使えると好評いただいております。そこまで多くはないですが、ありがたいことに継続的に使ってくださる有料ユーザの方もちらほらいらっしゃっています。

HUMU2 official LINE↓

他にもマルメロアカデミーでは、大学生がChatGPTを使って効率的に、効果的に学問を深めるためのTipsをnoteやXで定期的に公開しています。

今後は、大学生のためのChatGPT活用講座を実施したりなどもしていきたいな〜とかも思っています。とにかく、AIを大学教育に導入して学問をもっといい感じにしたいという熱意のあるメンバーが集まって(諸説あり)、色々活動しています。

卒論代行GPTって何?

つい先日、Open AIがGPTsというChatGPTの新機能を発表しました。

以下は、GPTsについて簡単にまとめてくれているツイートです(マルメロアカデミーとは無関係の人)。

ここにあるように、GPTsとは簡単にいうと、難しいプログラムを書くスキルがない人でも、日本語で指示を出していくだけで、HUMU2のようにChatGPTを組み込んだサービスを作ることができる機能です。

このGPTsを使って、卒論代行GPTを作りました。

卒論代行GPTには以下ができます。

①ChatGPTの方から学部や必須のテーマ、書きたいテーマ、あなたの主張などを尋ねてくれる。
②その内容を踏まえて、卒業論文に必要なタイトル案を5つほど出力してくれる。
③5つのタイトル案の中から一つを選ぶと、その案に沿った研究計画書と構成を出力してくれる。
④そのまま指示を出すと、構成の一番上から順番に実際に卒論を書いていてくれる。

もちろん、そのまま大学に提出できるレベルの卒論は出てこないですが、タイトル案や研究計画など、自分で考えて思い付かない方は大いにヒントをもらえると思います。

ぜひ使ってみてください。

なんで卒論代行GPTを作ったの?

最近、ちょうどHUMU2チームでは、現状のレポートを生成できる機能に追加で、卒論を生成できる機能を組み込みたいと考えており、要件定義を進めている段階でした。

そこにGPTsが登場したので、ワンチャンこれで6割方の要件は実現できるのでは?と思い、やってみたらできた。って感じです。GPTs、マジですごい。

もともと、必要なプロンプトのVer.1は作り終えていました。なのでそれを少しまとめ直してGPTsに投げただけですぐできました。

ちなみに、卒論代行GPTには卒論代行はできません。お手伝いだけです。あくまでも、ご自身の学びを深める目的でAIを活用してください。

卒論代行GPTはどうやって使うの?

卒論代行GPTの使い方はとっても簡単です。順番に説明していきます。

①まず、ChatGPT Plusに登録してください。今のところは、ChatGPTの有料会員じゃないとGPTsは使えません。

②以下のリンクから卒論代行GPTに飛んでください。

③以下のような画面になるので、Sign up to chatを押してください。

④するとおそらく以下の画面になるので、すでに会員登録している人はLog inを、会員登録がまだの人はSign upを押してください。※会員登録の詳細な手順については割愛させていただきます。

⑤無事に卒論代行GPTに登録できると、こんな感じの画面になります。何mでもいいのでチャットの入力画面に入れて、話しかけてみてください。「こんにちわ」とかでOKです。

⑥するとこんな感じで、「専攻」「必須テーマ」「興味のあるテーマ」を聞いてくるので、答えてあげてください。ここでは、心理学部の学生が、発達心理学の分野のテーマが必須で、個人的にはAIと絡めたテーマにしたいという希望がある設定にしました。

ここでのコツは、興味のあるテーマを割と純粋な気持ちで入力することです。必須テーマとの掛け合わせで、思わぬアイデアが生まれたりします。

⑦入力を踏まえて卒論代行GPTがタイトル案を5つ出してくれます。その中から、気に入ったものを選んで伝えます。

↑ここで入力するのは、
「以下のテーマで進めてください。
(気に入ったテーマをコピペ)」

で大丈夫です。

⑧テーマを伝えると、卒論代行GPTが卒論の計画にあなたの価値観や意見を反映させるための質問をしてくるので、よく考えて答えてください。


⑨卒論代行GPTが簡単な卒論計画書を作ってれます。


実際に発達障害の子どもたちを支援するAIツールとして存在するものを片っ端から調べて、実際にそれを使っている人にも軽くインタビューしてそれをまとめるような形で、割と面白いスタディになりそうです。

こんな感じでよければ、続けて構成を作ってもらえます。

⑩構成を出してもらう

構成がゴリゴリ出てきます。

卒論代行GPTが出力した構成を以下に貼り付けます。

序章
研究の背景と重要性
研究目的と研究問題の提示
論文の構成の概要

第1章:発達障害とコミュニケーションの課題
1.1. 発達障害の定義と種類(特に自閉症スペクトラム障害)
1.2. コミュニケーションにおける障害とその影響
1.3. 既存の支援方法とその限界

第2章:対話型AIの概要と発展
2.1. 対話型AIの技術的背景と進化
2.2. 教育分野におけるAIの使用例
2.3. AIによるコミュニケーションサポートの可能性

第3章:対話型AIを用いた介入プログラムのレビュー
3.1. 既存の対話型AI介入プログラムの分析
3.2. プログラムの効果と限界の評価
3.3. 専門家の見解と実践例

第4章:ケーススタディとインタビュー
4.1. 実際に対話型AIを使用した事例研究
4.2. 教育者、心理学者、親、子どもたちからのインタビュー
4.3. データから得られる洞察と結果の解釈

第5章:結論と今後の展望
5.1. 研究結果の要約
5.2. 対話型AIを用いた介入の長所と短所
5.3. 将来的な研究方向と実践への提案

参考文献
研究に使用した主要な文献とソースのリスト

みている感じ、割とそのまま使えそうなくらい、参考になりますね。すごい。

⑪構成通りに内容も書いてくれる。

たまにバグで「です。」「ます。」調になってしまうことがありますが、「だ。」「である。」調で書き直してくれと頼めば書き直してくれます。

以下が、出力された第1章の文章です。

第1章:発達障害とコミュニケーションの課題
発達障害は、言語、運動技能、社会性、学習能力など、一つまたは複数の発達領域での遅れや障害を指す。これらの障害は、個人の日常生活、学業、社会活動に大きな影響を与えることがある。
特に重要なのは、自閉症スペクトラム障害(ASD)を持つ子どもたちに見られるコミュニケーションの課題である。ASDは、社会的相互作用、非言語的コミュニケーション、および言語発達に影響を与えることで知られている。これらの課題は、友人関係の形成、学校での学習、日常生活における自己表現に困難をもたらす。
本章では、発達障害の中でも特に自閉症スペクトラム障害に焦点を当て、これらの子どもたちが経験する具体的なコミュニケーションの困難について詳述する。その上で、コミュニケーションの障害が子どもたちの学業成績、社会的関係、感情的健康にどのような影響を与えるかを検討する。さらに、これらの課題に対する既存の介入方法とその限界についても考察する。
この章の目的は、発達障害児が直面するコミュニケーションの課題を明確にし、これらの課題に対してAIを活用する可能性を探るための基盤を築くことである。これにより、後続する章で対話型AIを用いた介入の有効性を探究するための理論的背景が整う。

結構使えそうですね。

他にも出力してほしい章を構成から指定すれば、自由自在に作ってくれます。

卒論代行GPTを使って、あなたも目指せ!卒論マスター!
ぜひご活用ください🙏

マルメロのこれから

マルメロはこれからも、「AIで学びを深化する」ためにさまざまな取り組みをしていきます。

HUMU2の開発も続けますし、他にも教育AI系のコンテンツをどんどん発表していきます!

応援よろしくお願いします😉

ちなみに、AIだけでなく、人力での論文サポートもしています!(有償)
こちらは、東大や京大出身のライターさんが、卒論完成に向けて色々お手伝いしてくれるやつです。
相談は無料なので、ご興味のある方は以下のアカウントにD Mください!


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