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僕が歌わなかった歌

退職を考えていた年にコロナ禍が広がり、もう1年延長することにした。
しかし、1年延長しても、コロナはおさまる気配を見せず、僕は退職した。
本来なら、お別れ会のひとつや二つはあり、2次会か3次会ではカラオケに流れ込み、朝まで歌ったはずだ。
しかし、コロナのおかげでそんなことはなく、静かに見送られる中、会社をあとにした。

コロナ禍の頃、会食などの自粛が叫ばれる中、お年寄りがカラオケで集まり、感染したということがいくつかあった。
僕が働いているマンションでは、毎週、お年寄りの入居者が集まって、集会所でカラオケ大会を開かれている。
防音対策がなされているのか、ほとんど音は漏れてこないが、恐らくみなさん、毎回同じ歌を歌われているのだろう。
何故に、お年寄りはカラオケに集まるのか。
それは、また改めて考えてみたい。

あの時、お別れ会があれば、その後のカラオケで僕が歌ったに違いない3曲。

サザンオールスターズの「Bye Bye My Love」
なんやかんやあった大学を卒業して就職した年。
自分がこの会社でやっていけるのか、いろいろ不安が芽生えるころ、このおとぎ話のような歌詞の世界に癒されていたのかもしれない。

森進一の「紐育物語」
こちらは、松本隆作詞、細野晴臣作曲の名曲なのだけれど、知らない人が多い。

近田春夫&ハルヲフォンの「真夜中のエンジェル・ベイビー」
平山三紀もいいが、今回は近田春夫で。
近田春夫のオールナイトニッポンで、よく流れていた。




こちらの企画に参加させていただきました。

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