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善と悪の生まれるところ〜「スクール・フォー・グッド・アンド・イービル」

映画「スクール・フォー・グッド・アンド・イービル」
舞台はおとぎ話が生まれるところ。
そこは、善と悪の魔法学院。
ここで、おとぎ話の主人公と悪役は善と悪のバランスをとるために教育を受ける。
そして、物語として語られて人々に進むべき道を教えていく。
これだけで、もうワクワクしてくる。

小さなガヴァルドンの村で暮らすソフィーとアガサ。
ソフィーは幼い頃に亡くなった母が残した言葉が忘れられない。
「あなたは特別な子よ。きっといつか世界を変える」
しかし現実は、継母に学校をやめて働けと言われている。
アガサは、怪しい母親のおかげで魔女だと村人からいじめられている。

ソフィーはある日、書店で、「善と悪の魔法学院」のことを知る。
すぐにでも村を出てそこに行きたいと願うソフィー。
それを引き止める現実的なアガサ。
しかし、かなったのはソフィーの願い。
2人は学院に運ばれる。
そして、あろうことか、ソフィーは悪の学院に、アガサは善の学院に配属される。

ソフィーを連れて村に戻りたいアガサ。
何としても善の学院に移りたいソフィー。
2人のすれ違いはとんでもない騒動を引き起こす。
もともと、人間を善と悪とに分けるところに無理があった。
学院がはらんでいた様々な矛盾が炙り出されて、物語はさらに最悪の事態を招いていく。
ソフィーとアガサの運命やいかに。
ソフィーは世界を変えられるのか。

学院長にローレンス・フィッシュバーン。
悪の学院の学長、レディー・レッソにシャリーズ・セロン。
善の学院の学長、ダヴィー教授にケリー・ワシントン。
物語を案内するナレーションにケイト・ブランシェット。

欲を言えば、シャリーズ・セロンにもう少し暴れて欲しかった。
でも、面白かった。
秋の夜長にファンタジーをどうぞ。
Netflixで配信中。

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