【俳句】秋思 暮の秋 ハロウィン
鉄棒にぶら下がりたる秋思の子
友だちから離れてひとり鉄棒にぶら下がっている子。
ただ、空を眺めているだけのあの子は何を思っているのだろうか。
ひとすじの風に襟立つ暮の秋
ひとすじの風が吹き抜けて、思わず薄手のコートの襟を立てる。
まわりを見ると、皆同じように襟を合わせていた。
秋が終わろうとしている。
ハロウィンの明けて砂場にまりひとつ
ハロウィンが正確には季語なのかどうか。
祭りの後の寂しさ。
そんな大人の勝手な思いなど考えもせず、ただまりを忘れて行く子どもの気ままさ。
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