今日は、SDGsについて、取り上げようと思います。ただし、SDGsの細かい内容をみていくと、かなり長めとなってしまうため、今回はざっくりと理解していただきたいと思っています。


SDGs(持続可能な開発目標)

2001年に策定されたミレニアム開発目標の後継として2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて、記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。

以前の投稿で、日本の経済や社会の課題と展望についての著書を紹介しました

気候変動・自然災害・感染症といった地球規模の課題は、グローバルに連鎖して発生して、経済成長や貧困!格差などの社会問題に影響を及ぼします。世界全体の環境・経済・社会は密接に結びついているので、世界の人々が将来にわたってより幸せに暮らせるようにするために国際社会全体で取り組まなければなりません。

日本では、2019年12月20日に改定されたSDGsアクションプラン2020では、日本は持続可能な経済・社会づくりに向けた先駆者(課題解決先進国)として、世界のロールモデルとなり世界に日本の「SDGsモデル」を発信し、国内外においてSDGsを達成することを目指すとしています。

その取り組みの柱として、次の8分野の優先課題を掲げています。

①あらゆる人々が活躍する社会・ジェンダー平等の実現

②健康・長寿の達成

③成長市場の創出・地域活性化・科学技術イノベーション

④持続可能で強靭な国土と質の高いインフラの整備

⑤省・再生可能エネルギー、防災・気候変動対策・循環型社会

⑥生物多様性・森林・海洋等の環境保全

⑦平和と安全・安心社会の実現

⑧SDGs実施推進の体制と手段


ここで、私達がSDGsを考える上で、参考になる本を紹介します。

筧さんは、長年地方のソーシャルデザインを地域住民の方たちと共に、地方の町の活性化に貢献されてきた方です。

日本の人口減少の特徴として‥‥‥

①若者(出産適齢世代)人口の減少

②既婚率(人口あたりの既婚者数)の低下

③夫婦あたり出生数の減少

が挙げられています。

また、同書では同地域に多数の種が共生している状態を保つことが、地域活性に必要と言っておりその条件は、

①環境の異質性が高く、多様な資源があること

②種の特殊化が進んでいること

③誰にでも強い、万能の天才のような種が存在しないこと

としています。こういった生態系を再生させるために私達がしなければならないことは、

1、地域内の様々な立場・職業・年齢の住民・事業者・行政がつながり、対話・協働し互いの力を高め合うコミュニティをつくる

2、地域で暮らす人々みんなが生き生きと取り組むチャレンジ

3、未来の地域経済の担い手であり、地域コミュニティの中心的存在を育てる次世代教育が必要と書かれています。

筧さんのSDGsに関する対談もあるので、よろしければ参考にしてください。




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