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読書記録#95 持たない幸福論


スマホでのnote投稿&閲覧がかなりストレス。
PCが欲しい。。

さて、今回の本は、私の住む自治体のどこの図書館にも無かったので、中古で購入。


「ふ〜んphaさんはこういう考え方をするんだなぁ」程度に軽く読み通した。

薄めの文庫本なので読みやすい。

●読書メモ

人はやることが完全に決められているとそこから逃げたくなるけど、全くやることが決められていないとそれはそれで途方に暮れてしまう。本当に難儀な生き物だと思う。

→ホントそれな!分かりみが深いっちゅうやつや。

ちょっと今の日本は貧乏な人とか人生を失敗した人とかに「自分がしっかりしないからだ」「自己責任だ」って言いすぎな気がする。その人だってそうなりたくてそうなったわけではなくて、生まれ落ちた環境や今まで生きてきた状況に酔ってそれ以外の選択肢がなかった、という場合は多いはずだ。

→これは本当に同意。

幸せに生きるための重要なマインドの数々

「自分が世界を作っている」「自分は何かをしている」と充実感を持てたらそれでいい。


他人と自分を比べるということはあまり意味がないと思うのだ。僕は、自分と自分以外の人間とは、イヌとかネコとかヤギみたいに違う生き物だと思っている。

種類の違う別の生き物と自分を比べて勝ったとか負けたとかやることには意味がない。

→「鳥は飛べるけど俺は飛べないから負けてる」とか「自分より屋久杉のほうが長生きだから屋久杉のほうが偉い」とかそういうことで悩むのはバカバカしい。

大切なのは、周りに流されずに「自分にとって本当に必要なのは何か」「自分は何によって一番幸せになるか」という自分なりの価値基準をはっきり持つことだ。


たまに親しくもないのに自分の価値観を押し付けてきて「そんな生き方は間違っている」「世の中はそんなものは認めないぞ」とか言ってくる人がいるけど、そういうのはよく分からない宗教の人が「あなたの生き方は我が教の教義に反しているので死後十億年間地獄に堕ちます」とか言ってくるのと同じなので、「ああ、別の宗教の人だな」と思ってほっとけばいい。


リフレッシュ、メルタルヘルスのヒント

解剖学者の養老孟司さんがよく「都会だけで暮らしていると生活が歪むので、一年に何ヶ月かは田舎で暮らすという参勤交代制度を義務化するべきだ」ということを言っているのも....(省略

→社会全体での実行は現実味がないが、「一人参勤交代」という考え方を意識的に持つと良いかもと思った。
まあ多くの人がオフに旅行に行ったりして無意識的に既にやっていることではあるが、その上にこの考え方を意識して持つと、自分の身体やメンタルのコンディションに敏感になり、今まで気づかなかったような小さなストレスにも対処できるようになる。
うつ病や適応障害などを未然に防ぐことができるようになるのでは?

・現状の生活の満足度が高い人物の特徴。こんな特徴の人物が幸せに生きやすいのでは?

現状の生活に満足できて幸せに生きている人は、「自分がどんなタイプの人間か」と「何をしている時が楽しくて、幸せを感じるか」が自分で明確に把握できているのだなと感じる。

そして、何らかの分野で成功したり、己の哲学を確立させたりして幸せを掴み安定させることに成功した人物は皆、「ガツガツ熱狂タイプ」か「超やる気ない脱力系タイプ」の左右どちらかに極端に分かりやすく偏ってることが多いと分析した。


だから彼ら彼女らは自己分析にさほど苦労せず、自己理解に至る。進むべき道が鮮明になっているパターンが多いかと。

どちらにも突き抜けていない矛盾人物は、労働日数、休日日数、1日にかける労力など、自分なりの黄金比を探り、うまくバランスをとってやっていく必要がある。

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