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会社退職で得た「著者」という肩書き

著者という肩書きを得るまでの経緯

 私は2022年12月に会社を退職しました。それまでは、投資助言業であるゴールデンチャート・エー・エム・エスという会社の代表取締役でした。

 そして年が明け、1月に自分の会社を設立しました。

 前職では株式投資に関する様々な仕事を行っていました。自社のお客様に対するサービスはもちろん、週刊ゴールデンチャートの執筆活動も行っていました。この本を購読されていたのは、主に証券関係のお仕事をされている方、そして個人投資家の皆様です。執筆活動は10年以上やっていました。

 しかし当時、私には「著者」という肩書きはありませんでした。「記事を書いている人」ではありましたが、それ以上書き手として当別な肩書きは存在しませんでした。
 そして起業して、私は1冊の本を作成しました。過去にDTPの仕事を専門にやっていた経験があったことと、そして週刊ゴールデンチャートの編集関係に関わったこともあり、1冊の本を作るスキルを持っていました。もちろん株式投資に関する記事も書くことができます。そこで、「高校生・大学生のための初めて学ぶ株式投資」の本を作ったのです。

 その本が8月21日にAmazonで販売(電子書籍・ペーパーバック)になりました。 

 この本を出したことにより、私は「著者」という肩書きを得たことになります。

Amazonの著者プロフィール

なぜ、今、著者になれたのか?

 私は、なぜ投資助言業をしていた時には著者になれず、今なれたのでしょうか。当時も今も投資に関することを書いているにも関わらず不思議ですね。
 執筆業は、過去から副業でも行うことができるものでした。ですから「副業で著者もできるんじゃやない?」と思われるかもしれません。しかし、なぜ私はできなかったのでしょうか。いくつか理由が挙げられます。

専門職に就いている時に個人名で本は出せない

 最近は副業に対する理解は広がりました。しかし、自社の業務を妨害するような行為、または利益相反になるような行為を行うことはできません。つまり、前の会社に在籍していた時に、関連する本を自分で出すことはできません。

法律の問題も意識しないといけない

 投資助言業というのは金融商品取引法の管理下にある業務であり、様々な法律を遵守しなければなりません。「何でも自由にやりたいことがやれる」という環境ではないのです。つまり、会社を退職してからの方が自由に執筆活動ができるようになったということです。

ターゲットの違い

 「投資の本」といっても色々なタイプのものがあります。例えば、初心者向け、玄人向けなどはわかいりやすい例の1つです。今回私が執筆したのは「高校生・大学生の初心者投資家」を対象としたものです。大人向けではありません。以前は、大人をターゲットとしたビジネスを展開してきました。つまりターゲットが異なるのです。

 以前はこのような問題があり出版できませんでした。しかし退職とともにこれらの問題とも別れることになりました。それにより今回本がリリースされ「著者」という肩書きを持つことができたというわけです。

失ったからこそできた挑戦

 「失う」というと喪失感が大きいものです。また不安にもなるものです。「今までこれを持っていたのに失ったら今後生きていけるのだろうか」となるでしょう。しかし、失うからこそ出会えるものがあり、出会えるチャンスもあります。今回の私のケースでいうと、前の職がなくなったので新たな肩書きを手にいれることができたというわけです。
 チャレンジに不安はつきものです。しかしチャレンジしたからこそ手に入れることができるものもあります。私は「退職」という選択をして大きなものが得られたと感じています。

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