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ブロックチェーン時代の標準化の議論が向かう先は?
ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。
コラボゲートでは毎日いくつか気になるトピックを元にして、ブロックチェーンインダストリーまとめを読者の皆さんには日本語で紹介していきたいと思います。Web以外でもリアルのイベントでブロックチェーンの世界の流れを紹介しているので、こちらも是非ご参加ください。
今回はブロックチェーン技術の活用において標準化の議論を取り上げたいと思います。
イギリスの組織の一つ英国規格協会(BSI) はブロックチェーンプロジェクトのOriginTrailと協力してプロトコルレベルでの規格の審査を行っていくと発表しました。
このパートナーシップを通じて主に5つの領域を取り上げ、協会のクライアント向けに法律に沿った形でのビジネスリスクやリコールリスクなどを事前にクリアにした状態でのデータマネジメントを実現することを目指しています。
Erwinの記事内でRobert Lutton氏はデータのガバナンス問題は今後適切にデータ運用がされていく上で非常に重要な課題になるだろうと話をしています。規格がない状態での運用はマネジメント組織に一定のガバナンスが求められるためオペレーションが難しいですが、標準化することによりデータ流通の裾やを広げていくことができるようになります。規格がない状態だとデータベースを中心としたビジネモデル自体の広がりが限定的になるのではないかと考えられています。
HyperledgerプロジェクトはGridと呼ばれる技術のエコシステムを支えるフレームワークを発表しデベロッパーがライブラリーごと運用を可能にし、産業に合わせた形で開発ができる仕組みの提供をスタートしています。
Gridはデータ保存に関連した基本的な規格が未熟な状態から新たな利用促進のフレームワークとして、今後は規格の設計を行なっていく予定です。
医薬品産業ではデータの規格が非常に重要な役割を持っており、プロダクトマネジメントにおいて現在は各領域での議論が進められています。
データを適切に運用していく上で相互運用などを見込んだ設計が必要になり、今後はそのような枠組みも出てくるだろうと考えられます。
標準化の議論は国や第三者機関によって行われることがありますが、今後は別の主体などが入り広がっていくだろうと期待されています。
本日のトピックは以上で終了です!
ブロックチェーン技術は世界中の人たちが注目している新しいビジネスのタネの一つです!気になったら気軽にメッセージください!