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円安のメリット・デメリット

この記事を書いている2022年3月25日にドル円が122円になりました。円安の話題が連日ニュースで取り上げられているので円安のメリット・デメリットについてまとめました。


円安のメリット

円安のメリット1 対外輸出が増える

円安になると外貨の価値があがるため、日本の商品が相対的に安くなります。例えば1ドル100円の場合、1ドルでうまい棒(10円)が10本変えますが、これが1ドル120円の円安になった場合、1ドルで12本のうまい棒が買えるようになる。なので円安になると日本の物がたくさん売れて企業が儲かると言われています。しかし、近年では生産地を日本以外に置いている企業も多いため、円安による日本企業への影響は例年よりも少なくなっています。

円安のメリット2 対外資産の価値があがる

投資をしている場合や、海外の資産を持っている場合は、円安になると海外の資産の価値が相対的にあがる。日本企業や日本は対外資産をたくさん持っているとされており、日本企業や日本の資産価値が上がるので、企業や国にとっては良い。

円安のデメリット

円安のデメリット1 原材料の高騰 粗利の既存

商品の原材料を輸入に頼っている企業にとって、円安は原材料調達のコストが上がるため、会社の粗利を既存して、利益が出しずらくなる。利益が出しづらくなるので、設備投資などにお金を回すことができず、将来的な企業業績が悪化する。

円安のデメリット2 輸入商品の物価高

円安になると輸入商品の値段が上昇するため、輸入商品のインフレ圧力が強まります。日本の個人消費が影響されるため、日本の景気悪化が懸念されます。景気が良い時に起こる、給料の上昇に伴うインフレーションではないので、スタグフレーションと呼ばれる、景気が悪化して、さらに物価が上昇するという現象が起きやすくなります。

円安のデメリット3 企業・人材の海外進出が難しくなる

円安になると、企業の海外進出や、学生の留学などが、相対的に難しくなります。

以上が円安のメリット・デメリットになります。一長一短で良い面もありますが、悪い面もあるので、急激な円安局面にはご注意ください。


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