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マーケティング戦略まとめ

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2020年12月の記事一覧

プランドエクイティは掛け算

ブランドエクイティの構成要素のメインである、知名度と知覚品質ですが、この2つは量と質をあらわしています。
ロイヤルティはどちらかというと蓄積してきたベース。

ベースという現時点での優位に加え、知名度✖️品質と考えると、そのブランドが品質的にインパクトがなくても、世の中で露出がされまくっていると、ブランドエクイティの総合評価はかなり高くなるわけです。

音楽業界で、何でこのアイドルが時代を現す存在

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CMの効果

住宅メーカーなどで、CMをやらないからコストが安いといったキャッチフレーズを見たことは誰でもあるかと思います。
確かに比較すると安い。
格安スマホやモバイルWi-Fiも、CMを打たないサービスが比較すると1番安いってのは結構あります。
では、CMを打たない方がいいのか?というと恐らくそうではなくて、売上全体で言えばそれらの企業のシェアはトップにはなっていないのが現状かと思います。
なぜかというと、

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企画の台割で最も大切なこと

企画書を作るとき、いきなり作りはじめますか?
私はその方法はあまりオススメしなく、まずは台割を作ることをメンバーにも指示をする様にします。
で、台割について多くの人がポイントを押さえていないのですが、ページの割り振りが台割りの本質ではありません。
ここのページの次にこれを入れてと言ったタイトルを主としたものはあまり意味をなさないと思っています。
プレゼンで最も大切なのは、ここの会社にお願いしようと

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支払うコストって何だ?

プレゼンにおいて、コスト低減をしっかり訴求すべしと前回の記事で伝えましたが、コストってなんだろう?について解説します。
コストとは、お金だけではありません。
自社に知名度がなく、競合相手であれば、なぜそこを選んだの?という社会的な視線もあるし、この会社の体力は大丈夫なの?という精神的なもの、結構自分が動かないといけないという体力的コストもあります。
それらを考慮して、安心してもらえる、心配というコ

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BtoBだって同じ

デフレ時における成功ビジネスモデルは、コンシュマー向けの商品、サービスだけではありません。BtoBでも当てはまります。
競合コンペに参加した場合、そのプランに成長の夢が描けるかという行動の機能面の訴求だけでなく、お客様が支払うコストも他よりも低いということをちゃんと理解してもらうことで、ここにお願いすることが最も賢い選択であると思って選んでもらえるようになります。
つまりは、人は賢い選択をしたいわ

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デフレ時に成功するビジネスモデル

長引くデフレ不況で、各ジャンルのシェアはデフレ前と比べて様変わりしました。
このデフレ時に成功しているビジネスに共通しているのは、
水準以上の品質を与えて、コストは低価格
というものです。
この2つの要素が絡み合ってないと成功はしないと言っても過言ではありません。
低価格だけを訴求する場合、短期的には成功を納めるかもしれませんが、他社も同じく低価格路線で攻めてくるので、価格競争になり、資本、供給能

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好子出現マインドチェンジの例

前回の記事で好子出現のマインドチェンジの基本形を伝えましたが、
サロン品質を普段のシャンプーで、というヴィダルサスーンとか、
高級フランス料理を立ち食いにして低価格で、という俺のフレンチとか、
美味しいお寿司を腹一杯という、スシローなんかは、この基本形をしっかりと伝えることで成功しているサービス、商品です。
参考までに。

サブスクに向かないジャンル

サブスクモデルのビジネスがどんどん世の中に出てきていますが、長続きしないジャンルというものが存在するのではないかと思っています。
それはズバリ、消費期限や経年劣化などの商品サービスの品質が時間と共に低下してしまうジャンルです。
わかりやすいところで言えば、自動車のサブスクなど。
サブスクはそもそも、企業側にとって固定費のリスクを取って使い続けてもらうことによって後々大きな利益を得るというビジネスモ

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多角化の代償

多角化戦略な失敗すると供給能力をどう処理するかという問題というか代償が発生するため、その戦略を取る際には出口戦略も頭に入れながら採用する必要があります。

多角化のメリットは、今ある利益以外を獲得できるというものもありますが、もう一つ多様性のメリットもあります。
もし、今ある市場のみでビジネスをしていた場合は、そのビジネスが何かしらの理由で市場自体が縮小した時にダメージがダイレクトに伝わってくるの

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