多角化の代償

多角化戦略な失敗すると供給能力をどう処理するかという問題というか代償が発生するため、その戦略を取る際には出口戦略も頭に入れながら採用する必要があります。

多角化のメリットは、今ある利益以外を獲得できるというものもありますが、もう一つ多様性のメリットもあります。
もし、今ある市場のみでビジネスをしていた場合は、そのビジネスが何かしらの理由で市場自体が縮小した時にダメージがダイレクトに伝わってくるのですが、他の市場に手を伸ばしていればリスクは分散するわけです。

しかし、多角化戦略ではもし失敗したときにその能力が既存のビジネスとかけ離れたものであった場合、従業員の供給能力は既存のビジネスでは使えないということが出てきます。
そうなるとその能力をどう処理するかの問題が発生するわけです。

よって多角化戦略は利益に多様性を生み出すというメリットの反面、供給能力の処理というデメリットも存在するということです。

よって、ビジネスを広げるのであれば、既存の市場に近いところから広げていくのが、多様性メリットも得ながら、供給能力も柔軟に対応できるため得策となります。

今日は、多角化戦略を取るなら場あたり的な採用ではだめ。出口も踏まえながら戦略的に考えるべきという話。

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