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旅の記録2020:広島・尾道・福山

ひとり旅二日目(最終日)、広島市内のホテルで目覚める朝です。

昨夜は、広島市内に単身赴任中の大学時代の友人と、繁華街でがっつり食べて、飲んで、楽しい夜となりました。感謝です。朝早かったので疲れていたのか、ホテルの部屋に入ると、着替えをしてシャワーを浴びるつもりが、そのまま眠ってしまったようです。


広島②

事前の予定では早朝に尾道へと移動する予定でしたが、ちょっと昨日の疲れを感じたので、身体とも相談して、遅めの始動としました。体力も衰えているので、がちがちに予定を詰め込まずにゆったりと行くことにしました。

折角広島に来たのに、広島のシンボルである原爆ドームと平和記念資料館に行かないのは勿体ないと思い直し、平和記念公園エリアを散策しました。平和記念資料館は20年前くらいに一度訪れました。その時の印象は衝撃的でした。展示物からは、直視出来ない凄惨な現実を感じ取りました。改装工事後の今回も展示物の数々に心が大いに動揺しました。1945年8月6日 8時15分に起こった出来事に思いを巡らせました。

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原爆ドーム
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平和記念公園

日本人として「1945年の8月6日に広島、8月9日に長崎に原子爆弾が投下された」という歴史的事実を、断片的に記憶しているだけでは十分ではない、という気がしています。

核兵器の恐ろしさ、非人道性は、広島、長崎で実際に被曝した方々の現実を繰り返し、繰り返し見て、追体験することで心に刻む必要があります。生きられた筈の人生を理不尽にも奪われた人たちに心を寄せた方がよい。次の機会はいつになる確約できませんが、この場所には継続的に足を運び続けたいと思っています。

尾道

昼食は、広島駅構内で(広島風)お好み焼きを食べました。いよいよ次の目的地である尾道へと移動です。古寺、文学、坂道、猫、瀬戸内海に面した尾道は、大林宣彦監督の映画で知って以来憧れの街でした。なかなか訪れる機会がなく、今回が初訪問になります。広島-尾道間は、私が思っていたよりも遠く、JR山陽本線の快速電車に乗って約1時間半の旅でした。

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尾道

昨日呉のABCで買ったばかりの靴が足に合わず、街歩きには苦労しました。息をきらし、汗を拭いながら坂道を登りましたが、こんな苦労しなくても、いい方法がありました。

事前の調査不足で知らなかったのですが、ロープーウェイで登り、上から悠然と古寺に寄りながら降りてくるのが尾道の最適な観光ルートです。坂を上り切った展望台からの景色も素晴らしいです。艮神社の推定樹齢千年の楠の木も壮大でした。さすがは尾道、おそるべしです。なぜか、木曜日定休のお店が多く、商店街が寂しかったのは残念ですが、何とも言えない雰囲気を持った町でした。

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艮神社
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妙宣寺
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尾道

福山

尾道には滞在約2時間で、ほぼほぼ堪能できました。元々の訪問予定にはなかったのですが、電車で20分ほどの福山まで足を延ばすことにしました。お目当ての福山城は、残念ながら天守閣が改装工事中で入れませんでした。

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福山城

早めに食事を済ませ、ホテルのバーでバスの時間までお酒を楽しみました。今、広島空港に向かうバスの中です。やっぱり旅は素晴らしい!

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