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「新世界」を読む

本日の読書感想文は、西野亮廣『新世界』です。

最近、キングコング・西野亮廣さんの書いた本を読み漁っており、こちらは最新刊となります。先日放送された「アメトーク!」の同期芸人特集も観てしまいました。NSC22期生って錚々たる面子なんですね。

本の構成が流石に巧いです。印象に残った部分を少し抜き書きします。

◼️ 『才能』なんて努力と環境でいくらでも作り出せる。
◼️ その場所から一歩踏み出すのに必要なのは、「強い気持ち」なんかじゃない。キミに必要なのは、踏み出しても殺されない『情報』という武器だ。
◼️ 夢ばっかり語って、仲間の一人も守れないなんてバカみたいじゃないか。
◼️ どうせお金を落とすなら、ボクのことを応援してくれたり、僕と同じようなことを面白がっている人の店に落としたい。
◼️ 「時間軸」でみた地球は丸くない(中略)「人軸」で地図を描いた時に、地球の形は大きく変わる。

私はこれまでずっと貨幣経済を信じ込んで来た旧時代の人間なので、進行中だという信用経済が何なのか、根っこの所では納得出来ていませんでした。本書の説明は実例付きで説得力があるので、すんなり腹落ちしました。

目指しているセミリタイアメントの準備として、資産構築とか収入源確保とか、旧世界の価値観であれこれ考えてきました。ただ、これからやってくる新世界では信用を貯めることこそ、生き抜く最強の武器になることを理解しました。再現性は未知数ですが、実行策のヒントまで開示されていてとても親切な本です。

この本を手に取る私より若い世代の方々には、この本で書かれた内容は相当深く刺さる情報になると思います。これからをしたたかに生き抜いていくためには絶対に覚えておかなければならない内容ばかりでしょう。

私が学生生活を終えて社会に出る年齢になった頃、私の貧困な発想と知識では、会社員になる以外に稼いで生活していく未来を思い描くことは不可能でした。今の若い世代の人達は、おそらく、私が選択した会社組織での窮屈な下積み生活なんか送りたくないと考えると思います。本書で書かれている内容を踏まえれば、より自由度の高い生き方ができるのは、素直に羨ましいと思いました。

私もまだ完全な手遅れではないですね? 間に合ったと信じます。

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